佐藤勝利(Sexy Zone)、松下由樹、入野自由ら出演。『ブライトン・ビーチ回顧録』ゲネプロ&取材会レポート!
――そうなんですね。松下さんはムードメーカー的な存在なのでしょうか?
松下:ムードメーカーはお二人ですね。大好きすぎる兄弟という感じで。
入野:肝っ玉母さんではないですけれども、変な話、お父さんよりも「お母さん、お母さん」みたいな感じがあるかもしれないですね。最終的に締めるのはお父さんですが、でも実は……というところも含めて、頼っています。ムードメーカーは……もう本当に勝利くん。
佐藤:自由くんはたまにものすごいミスをするときがあって……
入野:やめろ(笑)!
佐藤:稽古場で、ですよ!リハーサルで僕がそれにツッコむという。自由くんのおかげでみんなが楽しくできています、そこでみんな一致団結していて。
――どんなミスをされたのか気になります……。
入野:台詞を忘れたというだけですよ! 稽古場で!
――ツッコミ力も磨かれたんですかね?
佐藤:楽しみながら、はい(笑)。
入野:そのやりとりなど、そういうものを積み重ねていったところに兄弟感が生まれた気がしています。だからいっぱいミスしてよかったなと(笑)。
佐藤:稽古場でね(笑)!
――最後に、本作品に対する意気込みをお願い致します。
松下:今日から初日を迎えますが、ニール・サイモンを代表する作品でもありますので、ぜひ楽しんで観ていただきたいです。緊張しますが、この緊張を楽しみに変えられるくらい、いい舞台をお届けしたいと思っています。宜しくお願い致します。
入野:僕にとってもターニングポイントになるような大きな作品、大きな役だと思っています。一生懸命頑張っていきますので、座長にしっかり付いていきたいと思います。楽しんでいってください。
佐藤:本当に立ちたかった舞台に、念願叶って立てることがうれしいです。このような時期なので、仕方なく家族と少し距離ができてしまっている方も多いかと思います。家族の物語であるこの作品を観て、「家族っていいな」と改めて感じてもらえたら。くすっと笑えるところも多い作品になっています。今の時期にぴったりだと思うので、ぜひ楽しんでいただけましたら。
撮影・文:矢内あや
『ブライトン・ビーチ回顧録』 入野自由さんのインタビューはこちら
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公演概要
PARCO PRODUCE『ブライトン・ビーチ回顧録』
作:ニール・サイモン
翻訳:青井陽治
演出:小山ゆうな
出演:
佐藤勝利(Sexy Zone) / 松下由樹 入野自由
須藤理彩 川島海荷 岩田華怜 神保悟志
企画製作:パルコ
<東京公演>
公演日程:2021年9月18日(土)〜10月3日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
<京都公演>
公演日程:2021年10月7日(木)〜13日(水)
会場:京都劇場
公式サイト:https://stage.parco.jp/
ストーリー
第二次大戦前夜、
野球、セックス、勉強・・・揺れ動く多感な少年期の想い出と
家族愛を謳った心温まるニール・サイモンの自伝世界。
ニューヨークのブルックリン地区の南、中流の下の収入の人々が暮すブライトン・ビーチ。時は1937年9月。
人々は、深刻な不況と近づいてくる戦争の足音に、不安な日々を送っていた。思春期を迎えたユダヤ人の少年ユージン(佐藤勝利)は父ジャック(神保悟志)、母ケイト(松下由樹)、兄スタンリー(入野自由)の4人家族。ケイトの妹ブランチ(須藤理彩)が夫に先立たれ二人の娘を連れて居候している。
野球選手か作家になるのが夢で、毎日秘密の回顧録を書いているユージン。ケイトは身を粉にして働いてはいるが生活は苦しく、いつヒステリーが爆発してもおかしくない状態。従姉のノーラ(川島海荷)は、ブロードウェイの演出家に呼び出されて女優になると言い出し、ローリー(岩田華怜)は病気がちで本を読んでいるばかり。その上、スタンリーは正義感から同僚をかばい、この不況の中で失職しそうになる。ジャックは家族の問題を解決しようとするのだが…。
性に目覚め、戸惑いながらも成長してゆくユージンの目を通し、家族の姿がユーモラスに温かに描かれていく。時におかしく、時に真剣に、困難な時代に喧嘩や失敗を重ねながらも「自分」と「家族」を見出していく物語。