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甲斐翔真、夢咲ねねインタビュー ミュージカル『October Sky -遠い空の向こうに-』「劇場を出たときに晴れやかな気持ちになってほしい」(前編)

INTERVIEW

――夢咲さん演じるミス・ライリーは高校教師で、4人の少年たちの夢を応援している役柄ですよね?

夢咲:そうですね。ロケットを作って打つというのは、この時代では夢のまた夢の……

甲斐:「何を言ってるんだ?」みたいな。馬鹿にされてしまう感じですかね。

夢咲:大人たちはそう思うのですが、ミス・ライリーはその夢がたとえどうなろうとも、応援していて。夢に向かっていく少年たちの熱い思いに対して、全て答えを出すのではなくて、「こういうものもあるよ」とヒントを差し出す存在なのかなと思っています。

――先生が後押ししてくれるのですね。

甲斐:先生の存在が本当に大きいです。反対してくる大人ばかりの中、ただ一人だけ先生が大人として後押ししてくれる。その存在が彼らにとって非常に大きかったと思います。

先生も「やめておいたほうがいい」と言っていたら、多分やっていないと思います。多少最初は行けても、失敗したところで折れていたのではないかなと。この少年たちだけでは絶対にできなかったことだと思うので、かなり大きな存在です。しかもこういう先生が実際にいたというのが、また素晴らしいですよね。素敵な先生です。

フォークソングやカントリー調の楽曲が多く、「聞いていて心温まる」

――ミュージカルで使用される楽曲について、印象はいかがですか。

甲斐:1950年代のアメリカらしい、フォークソングやカントリー調の楽曲が多いので、聞いていて心温まるサウンドですね。ロックやクラシカルとはまた違った、時代背景が楽曲に出ているなという印象を僕は持ちました。

夢咲:私もデモ曲を一曲だけ聞きましたが、「これは夢に向かっていくところの曲だな」とワクワクさせられましたね。ミュージカルは音楽に乗せられる部分が大きいと思うので、それがとても発揮されている曲だと感じました。早く歌詞が入ったものも聞きたいです。

次のページ:少年たち4人の空気が大人たちを動かし、心変わりさせる

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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