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加藤和樹×小野田龍之介インタビュー ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』「大きな人間模様、絆、愛が表現される作品になっている」(前編)

INTERVIEW

――稽古場の様子はいかがでしょうか。 

加藤:先日、荒通しをやりましたね。早いタイミングでの通しだとは思うのですが、今のタイミングでこの作品がどういう流れになっているのかを把握するための確認通しをしまして。

本格的な肉付けだったり、芝居の細かい部分だったり、そういったところはこれから付けていく形ですが、大枠は見えてきました。

小野田:早いよね。まだ1ヶ月近くの段階で、とりあえず最後まで持っていける形になるのが。それをオリジナル新作のカンパニーで作れるのは、クリエイティブチームスタッフの力と、頑張って食らい付いている俳優チームと、それぞれの底力が団結しないとなかなかできないことだなと思います。

加藤:このチーム力はすごく強いよね。

小野田:でも今の時代、マスクをしてお稽古をするじゃないですか。本当に『北斗の拳』ほど、マスクして稽古するのが困難なミュージカルはないですね。戦いながら本当に死にそうになるんですよ。呼吸ができないまま戦い続けるので。普通に歌うだけでもきついのに、ビリーズブートキャンプを歌いながらマスクしてやっている気分なんです……。

だからなかなか体力的には辛いですね。たまにマスクを取って外で空気を吸ったり、それぞれ工夫しながらお稽古はしていますが。

――アクションシーンが激しく、フライングもたくさんされると聞いております。

小野田:僕たちはわりと静かですね。でも他の方々はすごいです。ケンシロウ、ラオウはやはり戦いが多いので。

――そのために鍛えることもあるのでしょうか? 空手をやったというお話もうかがいました。

小野田:僕たちは空手ではなく、太極拳をやりましたね。

加藤:静かなのがトキなので。

小野田:他のキャストの皆さんは力強いシーンが多いので、空手をやったり、トレーニングをして肉体作りに励んだりしていらっしゃいました。『北斗の拳』でしか観られないそれぞれの俳優の姿を楽しんでいただけると思いますよ!

加藤:本当にそうですね。

小野田:この冬にしか観られない皆さんの姿だと思います。

――殺陣のイメージがない方が殺陣をやるのかと思うと、それはとても楽しみですよね。

小野田:そうですね。かなり貴重な瞬間が多いですね。普段踊らなさそうな人が踊っていたり。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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