笹森裕貴インタビュー ドラマ『おじさんが私の恋を応援しています(脳内)』「いろんな役をやらせていただけることが一番嬉しい」(後編)
――今回は、まつりが恋する取引先のイケメン営業マン・樹(通称:王子)を演じられるとのことですが、樹役としての見どころやここを見て欲しいというポイントはありますか?
王子は王子なんですけど、やっぱり人間なので、そうではない部分もあって。多分、樹はある意味一番人間らしい役かなと思うんです。頑張って王子役をやったので、王子の部分にも、もちろん注目していただきたいんですけど(笑)。でも、「人間ってそうだよね」みたいな、王子っぽくない部分も見られるような役なので、そういうところにも注目していただけたらと思いますね。
――樹はただ王子様のようなキャラクターではなく、人間らしさもある役なんですね。
そうなんです。喜怒哀楽を全部表に出すシーンもたくさんありました。やっぱり外での自分と、家族といるときの自分、恋人といるときの自分ってどんな人間でも違うと思うんですよ。樹を演じていて、それがわかりやすく変わっていく人なんだろうなというのを感じたので。お芝居なので正解はないと思いますけど、その使い分けみたいなところは一番やりがいがありましたし、やっていて楽しかったですね。
――今回樹として見どころのシーンなどはありますか?
「こんな格好するの?」とか、「こんなこともしちゃうの?」みたいな。「ちょっと待って、そんなこともするの?」みたいなシーンがいっぱいあります(笑)。
僕は役者を仕事としてやらせていただく上で、いろんな役をやらせていただけることが、一番嬉しいことなんです。今回の樹役は、本当にいろんなことをするので、刺激的な日々でしたね。
――では、今までに見たことがない笹森さんが見られる感じなんですね。
本当にそうですね。完全に僕じゃない感じなので。それも含めて楽しんでいただけたらなと思います。やったことのない芝居だから、きっと緊張したんだと思いますね。