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矢田悠祐×上口耕平インタビュー 舞台「僕はまだ死んでない」「普段考えないことを考える機会になっていたら、すごく嬉しい」(前編)

INTERVIEW

――直人と碧役の二役をWキャストで演じることについて、稽古を重ねていくなかで今の心境や苦戦していることはありますでしょうか?

矢田:苦戦していることよりも二人で良かったなと思うことの方が多いですね。碧は物語のなかで意志が一貫していなくて、時を経るに連れてああでもないこうでもないと考えが変わっていく役なので、その時々で言い方や中身が違っていて。やっぱり一人で考えるよりもすぐ隣で聞けるというのがすごくありがたいです。だから、大変さよりも二人で良かったなという方が多いですね。

上口:僕も、本当にそう思います(笑)。もちろん矢田くんと波長が合うのも影響していると思うんですけど、考え方だったり、ポイントが似ているというか、一緒に悩めるってこんなにも心強いんだなって。一緒に問題に対して悩める稽古場って少ないし、こういうWキャストならではというか。

それをお互い素直に言い合える関係なので、すごく救われています。テーマがテーマな分、一人で考え込むと答えのない螺旋階段みたいなところに入り込んじゃうので、シェアすることで急に出口が見えてくるというか、そういう感覚が日々繰り返されていて、とても感謝しています。

――患者役という面で大きな演技が出来ないと思うのですが、そのなかでも演技で気を付けているところはありますでしょうか?

矢田:物語の中盤くらいで直人が、倒れてからの臨死体験みたいなことを語る部分があるんですけど。それ以外は、直人にはどれだけ才能があるかとか、碧が直人の過去のことを語っていて。なので、そういうことを作っていくのは周りの人間だなと思ったので、どちらかというと、直人役については直人よりも周りが作らないといけないのかなと思っていますね。

上口:今回直人は体を動かすことは出来ないけど目は動くので、その時の見つめる目から「きっとあの時はああ言ってたよね」と感じられると思うんです。演劇としてそれを周りの方々に伝えていくという役割もあるので、目だけで今の感情を本気で伝えるつもりで、しっかり見つめたいなと思いました。

取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:山内洋枝(PROGRESS-M)

インタビュー後編はこちら

公演概要

舞台「僕はまだ死んでない」

原案・演出:ウォーリー木下
脚本:広田淳一
出演:矢田悠祐 上口耕平 中村静香/松澤一之・彩吹真央

上演日程:2022年2月17日(木)~28日(月)  
会場:銀座・博品館劇場

公式サイト:https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2022/bokumada2022/index.html
公式Twitter:@Bokumada2022

企画・製作:シーエイティプロデュース

VR生配信 実施決定

配信日時:2月17日(木)18:30公演
◇直人役(ベッドに横たわる男・僕):矢田悠祐    碧役(直人の幼馴染):上口耕平

2月18日(金) 18:30公演
◆直人役(ベッドに横たわる男・僕):上口耕平    碧役(直人の幼馴染):矢田悠祐

チケット料金:3,500円(税込)
お問合せ:CATチケットBOX 03-5485-5999(平日 11:00〜18:00)
HP:https://stagegate-vr.jp/

一般発売日:2月5日(土) 10:00

チケット取扱い
BlinkyWEB:
2月17日(木)公演 https://share.blinky.jp/s/NDE5Ng
2月18日(金)公演 https://share.blinky.jp/s/NDE5NQ

ぴあ:https://w.pia.jp/t/bokumada/

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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