エン＊ゲキ#05「- 4D -imetor」出演生駒里奈さん、池田純矢さん特別インタビュー

2020.02.16

INTERVIEW

――今作は、奇術×謎解き×演劇の融合で贈る【アトラクション・エンターテインメント】とのことですが、お二人は何をしているときに一番好奇心を刺激されますか？

池田：僕、勉強が好きなんです！　それこそジャンルは問わず、お芝居はもちろん、数学でも物理でも哲学でもなんでもいいんですけど。知らなかったことを知る瞬間が一番気持ち良いというか。気づいたら歴史本を読み漁っていたことがあって、この時代のこの話を読みたかったのに、知らないことが生まれたから、今度こっちに飛んでみたいな（笑）。そういうことをしているときが一番楽しいですね。

――素晴らしい趣味ですね。脚本や演出にも生かせそうですし。

池田：そうですね。でもそういうことが好きだからこそ、演出をやっているんだと思います。

――生駒さんはいかがですか？

生駒：私は稽古をしているときですね。人見知りなんですけど、芝居をしていると話せるじゃないですか。そういうときに一番好奇心が刺激されます。毎日稽古があればいいのにって思いますね。プライベートはずっとソファで寝ているような感じなので（笑）。だからこそ、お芝居にすべてをかけられるんですけど。今は好奇心だけで動いているので、いつかは好奇心だけじゃなく、技術も欲しいです。

――本番よりも稽古期間の方がお好きですか？

生駒：稽古期間の方が好きですね。「良くなってるよ」と声をかけてもらえると、間違ってなかったんだなと思うし、「もっとうまくやりたい」という気持ちも湧いてくるので。一人で考えていると、わからなくなってしまいそうですし、本番になるとみんな集中もしているので、稽古のときが一番好奇心旺盛になります。

――最後に、それぞれ本作の見どころを教えてください。

池田：見どころは、いろいろとあるんですけど、イリュージョンマジックといったショー的な楽しさもありつつ、物語のギミック自体もすごく面白いと思っていて。開いた風呂敷が、最後には綺麗に畳まれるという、爽快感を持って帰っていただけるんじゃないかと思います。

でも、そんなことは全部前置きでしかなくて、結局は来ていただいたお客様が面白いなと思ってくれれば、それだけで万々歳です。観に来てさえもらえれば、“面白い”を持って帰ってもらえるように、それを誠実に準備するのが我々の仕事だと思っているので。全部が見どころですと言いたいところですけど、お客様それぞれに、「あそこが見どころだったね」と言っていただけるように、まずは頑張ろうかなと思っています。

生駒：純矢さんの作品を観たときに、本当に面白くて。わからなくても面白いという瞬間が、絶対にある作品になると思いますし、私自身もまた新たな自分の可能性を引き出してくれる役に出会えたなと思っているので。本当に皆さんが“面白かった”と思えるような作品だと思うので、ぜひ期待して観に来てもらえたら嬉しいです。