北川尚弥が辿る役者の軌跡「作品との出会いで自分が変われた」【シアダン vol.10】(前編)
――役者としてこれまで仕事をしてきた中でターニングポイントになった出来事や影響を受けた方などはいますか?
舞台出演2作目が音楽劇「金色のコルダBlue♪Sky」という作品だったんですが、その時に上田堪大さんと共演したことは大きかったですね。そのときもまだ芝居のことについて悩んでいたんですけど、堪大さんがずっと見ていてくれて。二人でファミレスに行って、本読みに付き合っていただいたりもしました。定期的にご飯にも誘ってくれますし、いまだに自分の面倒を見てくれる優しい先輩です。
最初に僕のことを気遣ってくれた先輩が堪大さんで、それがいまだにずっと変わらないんです。また、別の作品でも共演したいなと思いますね。
――では次に、刺激を受けたり励ましあったりできるような役者さんを挙げるなら、どなたでしょうか?
櫻井圭登くんですね。圭登くんと芝居をすると本当に楽しいんです。もう、お互いになにも言わなくてもわかるんで。「これを言ったら多分こう返ってくるな」というのがわかっちゃうんですよね。たまにいじわるすると困ったりもするんですけど、それも逆に面白かったりもしますし(笑)。
刺激も受けるし、一緒にやっていて安心もします。やっぱりお互いに刺激し合って切磋琢磨できる仲間は、圭登くんだなと思いますね。7月の舞台でまた共演できるので、違った一面が見られそうなので楽しみです。
――今後挑戦してみたい役柄や、やってみたいお仕事はありますか?
やってみたい役柄というのは特にないんですけど、「こういう役もできるんだ」と言ってもらえるような役者になりたいですね。ただ、まだちゃんと悪役をやったことがないのでいつかやってみたいです。「今まで応援してきたけどやっぱり嫌いだわ」と思ってもらえたら役者として嬉しいですよね。
後編は5/18(月)公開予定
取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)
ヘアメイク:YUZUKI合同会社
プロフィール
北川 尚弥(きたがわ なおや)
1996年5月15日生まれ、北海道出身。
主な出演作に、 ミュージカル「スタミュ」申渡栄吾役、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』朱桜司役、 舞台『刀剣乱舞』骨喰藤四郎役、ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』主演・長谷川康太役など。
出演情報
■映画「死神遣いの事件帖 ‐傀儡夜曲‐」
https://shinitsuka.com/movie/
■舞台「死神遣いの事件帖-鎮魂侠曲-」
東京:2020年 7月23日(木)~ 8月2日(日)サンシャイン劇場
大阪:2020年 8月5日(水)~ 9日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
福岡:2020年 8月13日(木)福岡サンパレス
広島:2020年 8月15日(土)上野学園ホール
https://shinitsuka.com/stage/
■TVシリーズ「GARO -VERSUS ROAD-」
6月4日(木)放送回
https://garo-project.jp/VERSUS_ROAD/