和田優希（Jr.SP／ジャニーズJr.）主演。鈴木大河（IMPACTors／ジャニーズJr.）ら出演。舞台『アナザー・カントリー』ゲネプロ＆囲み取材レポート！

2022.06.24

REPORT

2022年6月24日（金）より東京・よみうり大手町ホールにて舞台『アナザー・カントリー』が開幕した。

『アナザー・カントリー』は劇作家ジュリアン・ミッチェルによって書かれた戯曲で、1981年ロンドン、ウエストエンドのグリニッジ・シアターで初演し、ロングラン。同性愛に偏見が強かった当時、そのタブーに鋭く斬り込んだ本作は、大きな衝撃と感動を巻き起こした。

この伝説の名作に、日本のカンパニーが挑む。演出を務めるのはこれまでも数多くの海外戯曲を手掛け、繊細な心理描写で知られる鈴木勝秀。自由を求める同性愛者ガイ・ベネット役に、和田優希（Jr.SP／ジャニーズJr.）、ガイの盟友で共産主義に傾倒するトミー・ジャッド役に鈴木大河（IMPACTors／ジャニーズJr.）。その他、気鋭の若手俳優が集結し、ホルスト作曲『木星』が流れる中、あたかもドキュメンタリーのような世界が舞台上で繰り広げられる。

今回は、上演台本・演出:鈴木勝秀、和田優希(Jr.SP/ジャニーズJr.)、鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)、おかやまはじめが登壇した囲み取材の様子と舞台写真をお届けする。

初主演で外部への初舞台になる和田優希は、ゲネプロを終えて「稽古中もずっと気を張っていて、ゲネプロまでずっと張りっぱなしだったので、まずはホッとしています」と無事にゲネプロを終え、安心した様子を見せた。

同じく、今回が初の外部舞台への出演となる鈴木大河は「ストレートプレイが初めてだったのでどうなるかと思いましたが、同年代の俳優さんが多いので、お互いに「ここのシーンはどうだろう」と話し合いながら支え合ってきました。共演者の皆さんの存在のお陰でここまでやってこれたと思います」と初の外部舞台へと挑む気持ちを語った。

共演のおかやまはじめは役づくりについて「自分のスピードに口がついていくかどうかの真剣勝負でやらせていただいています。でも、みんなが稽古場でいろいろと話し合って作っているのを見ていて、本当にいい現場だと思いました」とカンパニーの団結の強さをアピールした。

今回ステージセットも最小限ということで、どんな点にこだわって演出したかという問いに演出の鈴木勝秀は、「役者しか見るところがないというところに持っていきたかった。最初はもう少しセットがあるようなプランもあったのですが、稽古をしながらどんどんなくしていってけっきょく今の形になりました。やっぱりこの若者たちを見てほしいので、そこが一番のこだわりです」と演出について述べた。

最後に主演の和田より「『アナザー・カントリー』は過去にいろいろなところで上演されてきたので、これまで演じられてきた俳優の皆さんが作ってきた看板を汚さないように努めたいと思います。舞台が始まってしまえば初主演ということは言っていられないので、最後の最後まで全力でやりきりたいと思っています。ぜひ楽しんでいただきたいです」とコメントが述べられ取材会は終了した。