鈴木拡樹インタビュー 舞台『アルキメデスの大戦』「今後への希望になるような作品になったら」(前編)
――カンパニーの中では座長という立場になると思うのですが。2年前は、共演者の方々とは取材などで会われたくらいで、稽古などを通じて交流を深める前に離れ離れになってしまったような流れだったのでしょうか?
離れ離れどころか、顔合わせもまだしていなかったですね。実は僕、(宮﨑)秋人くんと近藤頌利くんとしかまだお会いしたことがないんです。
――そうだったんですね。宮﨑さんとは以前から共演をされていて、舞台『弱虫ペダル』の頃から一緒に体力を削ってきた仲だと思うのですが。
そうですね、一緒に走ってました(笑)。
――今回は櫂少佐と田中少尉というバディを組むような役柄での共演となりますが、それへの思いはいかがでしょうか?
いや楽しみですね。「また一緒に熱い作品をやれるな」という楽しみがまずひとつありますし。かつ、一緒に舞台をやるのが7年ぶりと期間が空いているので、お互いにいろいろ変わっているでしょうから、それも非常に楽しみです。秋人くんは当時と比べても顔つきから変わってますし、すごく大人の魅力あふれる役者さんになってるんだろうなと。
――作品でご一緒する以外では、プライベートで連絡を取ったり、お会いしたりする機会はあまりなかったのでしょうか。
コロナとは関係なく(ご飯などには)あんまり行ってなかったですからね(笑)。ただ、座組みのメンバーとは、普通にご飯には行っていたので。個人でというより、座組みごとで行っていたっていう感じですかね。
――では久しぶりの再会ということで、宮﨑さんの成長ももちろん見られるでしょうし、鈴木さん自身も以前とは変化したところを見せたいという気持ちもありますか?
見せたいですし、それとは逆に思い出して欲しいなぁって感覚もあります。一緒にやってた頃の熱量であったり、「これだよね」っていう感覚をふたりで共有できたら、それはまた嬉しいなと思います。
取材・文:古原孝子
Photo:梁瀬玉実
インタビュー後編はこちら
公演概要
舞台『アルキメデスの大戦』
出演:
鈴木拡樹
宮崎秋人 福本莉子 近藤頌利 岡本篤 奥田達士
小須田康人 神保悟志 岡田浩暉 ほか
原作:三田紀房『アルキメデスの大戦』(講談社「ヤングマガジン」連載)
舞台原案:映画「アルキメデスの大戦」(監督 脚本:山崎 貴/製作:「アルキメデスの大戦」製作委員会)
脚本:古川 健 演出:日澤雄介
製作:東宝
日比谷 ・ シアタークリエ
2022年10月1日(土)~10月17日(月)
一般前売開始 2022年7月30日(土)
【お問い合わせ】 TEL 03 3201 7777 東宝テレザーブ ※詳細は公式 HP をご覧ください。
全国ツアー公演:
<大阪公演>
10月21日(金)~23日(日)
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
<静岡公演>
10月25日(火)
静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
<愛知公演>
10月27日(木)~28日(金)
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
<香川公演>
10月30日(日)
レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール
<広島公演>
11月3日(木 ・ 祝)
呉信用金庫ホール(呉市文化ホール)