小川史記、高尾楓弥、森愁斗、岡本聖哉、西田祥、野瀬勇馬（BUDDiiS）インタビュー　映画『バトルキング！！-We’ll rise again-』（前編）

2023.03.08

INTERVIEW

2023年3月10日（金）から、ONE N’ ONLYの主演映画『バトルキング！！-We’ll rise again-』が公開されます。本作は、ヤンキー仲間とケンカに明け暮れる主人公・源二郎が、ダンスに打ち込む少女・可乃と出会ったことをきっかけに、ライバルたちと共にグループダンスの発表に向けて動き出すというストーリー。アクションをはじめ、歌にラップにダンスに、出演者たちの魅力を存分に披露したエキサイティングでスリリングな作品です。

ONE N’ ONLYのメンバーのほか、現在注目が集まる”DIY”ダンス&ボーカルグループ「BUDDiiS」のメンバーから小川史記さん、高尾楓弥さん、森愁斗さん、岡本聖哉さん、西田祥さん、大槻拓也さん、野瀬勇馬さん、岩尾春輝さんが出演。

今回THEATRE GIRLでは、南部美人役を演じる小川史記さん、直江龍之介役を演じる高尾楓弥さん、山縣虎太郎役を演じる森愁斗さん、小山田孟役を演じる岡本聖哉さん、馬場広樹役を演じる西田祥さん、木下雄太役を演じる野瀬勇馬さん6名にインタビュー。前編では、撮影した感想、役との共通点をうかがいました。

インタビュー後編はこちら

「アクションたっぷりで、キラキラとした青春要素も詰まっている作品」

――アクションシーンあり、ラップバトルあり、ダンスバトルあり……と、皆さんの魅力が存分に発揮される映画になっていると思いますが、実際に撮影してみていかがでしたか？

野瀬：映画の出演自体が初めてだったので、事前にたくさん指導していただいて、いろいろと試行錯誤しながら撮影に臨みました。アクションも自分なりに考えて取り組みましたね。舞台に出たことはあるのですが、映画はやっぱり全然違うなと思いました。

高尾：僕も映像作品に出演するのは初めてだったので、撮影前のワークショップで、アクションはもちろん、映像作品の撮り方から学ばせていただいてきました。その時点で学ぶことが本当に多かったです。映画って1つのシーンを撮るのに何カットも撮影したり、自分が思っていたよりはるかに大変で時間もかかるんだな、と。でも、撮影できたのが本当にありがたくて光栄でした。

アクションは危険が伴いますし、しっかりやらないと怪我してしまうので、そういうところも一から教えていただきましたし、いろんなスタッフさんがフォローしてくださいましたね。最終的に完成したシーンを見ると、とても様になっていて。緊迫した空気感の中でやったので、映像からもスリルを感じ取ってもらえるような、すごく良い作品ができたのではないかなと思っています。

岡本：初めてラップバトルをやったので、それがとても印象的でした。「BUDDiiS」でもラップを担当していますが、ラップバトルはやってみると全然違って。今まであまりラップバトルを見る機会がなかったのですが、いろんなYouTubeを見て研究したり勉強したりしました。あとはアクションシーンも見どころかなと思います。

西田：僕もラップバトルのシーンに登場したのですが、「BUDDiiS」として活動する中でもラップを担当する機会があまりなかったので、まずはラップの音源をいただいたときに「自分がこれを歌うのか！」と、正直びっくりして。演技も大事ですが、まずはラップをかっこよく歌えるようにしなきゃと思って、たくさん調べて練習しました。

ラップバトルという意味では、挑発する演技もしないといけないので、自分とは全く違う人柄を演じる以上、いろいろと想像して考えながら撮影に臨みました。

小川：この映画はアクションたっぷりで、キラキラとした青春要素も詰まっています。南部はそれを一歩引いて俯瞰した目線で、源二郎や山縣たちを見ています。演じながら、みんなのキラキラした姿が目の前で見られました。喧嘩のシーンも多いのですが、背中を押してくれるような、そんな作品になっていると僕は感じます。

森：僕が演じた山縣虎太郎は、もう本当に超ヤンキーということで、普段関わるようなタイプでもないですし、僕とも性格がかけ離れているので、役作りやアクションはとても大変でした。でも、映像でいろいろと勉強させていただいてから撮影に臨んだので、その分、迫力のある作品になっているかな、という自信もあります。ぜひ劇場で見ていただいて、僕たちのアクションや演技はもちろん、ONE N’ ONLYさんにもストーリーにも注目して見ていただけたら嬉しいなと思います。

本来の自分とは真逆の役柄「衣装を身に着けたときに感覚的に分かった」

――今回、ご自身が演じるキャラクターで「自分とちょっと似ているな」と思う部分や、共感できたポイントなどがあったら教えてください。

野瀬：僕が演じた木下雄太は、とにかく喧嘩っ早い。なので、自分との共通点は逆に全く見つからないです（笑）。こんなヤンキー周りにもいなかったですし、普段殴り合うこともないじゃないですか。だから似たようなところは全く見つからなかったですね。

でも、真反対な人物を演じる以上、アクションシーンでその勢いや迫力をどうやったら出せるか、カメラへの映り方なども考えながらやりました。

森：僕も中身は全く似てないと思うのですが、虎太郎の見た目だとレザーを着ていたり、髪型もワイルドだったり……。僕も私服はレザーが好きなので、そういうところは似ているかなと思います。

小川：僕は逆にめっちゃ似ていると思うのですが、多分バックグラウンドが違いすぎるといいますか。人に対してとても南部は優しくて、僕にもそういった「人に優しくしよう」という気持ちがあるので、そういったところはとても似ていると思います。ただ、南部は「なんで優しくするんだろう？」という疑問も持っているのかな、と。僕とは違った面がありつつも、共通部分はたくさんあるなと感じたので、南部がその行動に至る背景を自分の中で想像しながら演じましたね。

高尾：僕が演じた（直江）龍之介はとても素直な子で、まっすぐ物事を捉える人。置かれている状況や環境が僕と似ているなと感じます。龍之介は兄の愛之助がいるお兄さんのグループに囲まれていて、そのまま憧れて一緒に付いていきます。実際に愛之助はリアルお兄ちゃんですし（高尾さんの実兄は、「ONE N’ ONLY」のHAYATOさん）、ONE N’ ONLYのみんなも年上のお兄さんなので重なる部分も多かったです。そういう部分では、演じるときに気持ちが乗りやすかったという面がありました。

岡本：僕が演じる小山田孟は、ラップバトルで挑発的に挑む役柄です。似ているなと思ったところは、僕も今までの自分に負けずに、ライブとかで前回よりも次に向けて成長できるよう、過去の自分と戦っているのでそういう面が似ているかなと思いました。