• HOME
  • topic
  • INTERVIEW
  • 福士蒼汰インタビュー『坂元裕二 朗読劇2021「忘れえぬ、忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』「舞台の魅力は、始まったら役者主導になっていくところ」  

福士蒼汰インタビュー『坂元裕二 朗読劇2021「忘れえぬ、忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』「舞台の魅力は、始まったら役者主導になっていくところ」  

INTERVIEW

――稽古で本読みをした印象はいかがですか?

「読む」ということは客観性が強い感じがしていたんですけど、小芝さんと一緒に稽古をしていくうちに、どんどん主観性に埋もれていく感じがして。初めての感覚で、とても楽しかったです。

――SNSでは「いいハーモニーになるよう、頑張ります」と綴っていましたが、小芝さんとお二人でどんな作品を創り上げていきたいですか?

僕と小芝さんのカラーは何色だろうと考えたときに、“淡いオレンジのような色”という風に感じて。僕は今回の3作品は「依存関係」がテーマのひとつだと感じているのですが、 小芝さんとはお互いに自立していない関係性を丁寧に描けるんじゃないかと思ったんです。お互いがお互いを支えていないと立っていられないような関係性が、それぞれの作品で見えてくるのではという気がしています。

――今作は、脚本家・坂元裕二さんの作・演出による朗読劇ですが、坂元さんの脚本を読んだ印象はいかがですか?

まず、描写がとても細かいなと思いました。それに、一見意味がないような描写もたくさんあるのですが、それが重なって意味をなすというか。なので、もしかしたら初見ではわからないこともあるかもしれません。でも、頭で理解するのではなく、心で理解するという感覚なので、作品自体は強くインパクトに残るのではと思っています。

――初見ではわからないこともあるということですと、何度も観たくなるような作品になりそうですね。

そうですね。噛めば噛むほど味が出てくるような作品かなと思います。

次のページ:舞台の魅力は、始まったら役者主導になっていくところ

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

プロフィール

PICK UP

関連記事一覧