佐川大樹インタビュー 『真Ninja Illusion LIVE The REAL』「一人でも来てくれる人のためにやろうという思い」

――今作では、演出の菜月チョビさんを始め、多数のクリエイターの方が関わっていますが、作品をどう届けていきたいですか？

今回関わっているクリエイターの方々は、皆さん初めましてだったんですが、もちろん、（菜月）チョビさんなど元々お名前を知っている方もいて、「劇団鹿殺し」の舞台に出ている知り合いも何人かいましたし、SIRO-AさんもAGT （America’s Got Talent）に出演されている動画を勝手に見ていたので以前から存じていました。

本当にすごい方たちが揃っているので、最初は正直プレッシャーが大きかったです。稽古でも、チョビさんが求めることって、けっこうハイクオリティ、ハイレベルというか。もちろん僕たちの仕事はそれに応えないといけないんですけど、最初は正直畑が違いすぎて、ここでそれを要求されるのかと思ったこともあったんですけど、結局は、それに僕たちが合わせられれば自ずと成長もできるし、いいものを見せることもできるので、最初はみんなついていかないとって必死だったと思います。演技経験が多い僕が一番理解できないと、周りにもアドバイスできないなと思ったので、そういう意味では、早く理解しようという気持ちでした。

でも、やっぱりクリエイター陣が豪華なので、もしうまくパフォーマンスができなかったら、僕らもマイナスですけど、クリエイターの皆さんもマイナスになってしまうので、汚名を着せないようにという思いも込めてやっていますね。

――そのプレッシャーはだんだん解消していけたのでしょうか？

そうですね。キャストのみんなも人間性の良いメンバーが揃っているので、お互い寄り添い合えるというか。話し合ったりもできるし、ダメなところを言いあえるので、チームとしてできたのも大きいなと思います。

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