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生駒里奈、池田純矢インタビュー「-4D-imetor」「想像以上に面白く、見たことのない作品になっています」(後編)

INTERVIEW

池田純矢さんが作・演出を手がける「エン*ゲキ」シリーズ。その5作目となるエンゲキ#05「-4D-imetor(フォーディメーター)」が8月5日(木)より東京、大阪にて上演されます。今作は <量子力学> をテーマに壮大なスケールで繰り広げられる謎解きミステリー。四次元世界と超能力を〝イリュージョンマジック″で魅せるいまだかつてない体感型演劇となっています。

緊急事態宣言による昨年の公演中止を経て、1年越しの上演が決定。本番に向けて日々稽古に臨むキャスト陣から、W主演を務める生駒里奈さん(ノア役)と、池田純矢さん(渡来暦役)にインタビューを敢行しました。後編ではお互いへの印象の変化や、作品の魅力について、コロナ禍を経ての演劇やエンターテインメントへの思いなどについて、じっくり語っていただきました。

インタビュー前編はこちら

W主演のふたりは「気が合う」者同士

――池田さんからの熱烈なオファーで生駒さんのご出演が決まったと伺っていますが、改めていっしょに作品作りをしていく中で、お互いの印象に変化はありました?

池田:変わりましたね。やはり、しっかりいっしょにお仕事をするのは初めてということもありますし。以前からの顔見知りで、さらにこの1年でお話をする機会もたくさんあったので、人となりは分かっていたつもりなんですけど。いざ現場に入ってお仕事をいっしょにすると、印象が変わった……というか、思っていた以上に素敵な人だなぁとか、思っていた以上に気が合うなぁと思いましたね。それに、思っていた以上に可愛いなぁとか(笑)。いい意味でいろいろと更新されていっている感じがします。

――生駒さんから見た池田さんの印象はいかがですか?

生駒:私的には、最初の印象は“(鈴木)勝吾くんのお友達”でした(笑)。そこからいろいろお話するようになって、今年のアタマに「星の飛行士」(=演劇の毛利さん –The Entertainment Theater vol.0 音楽劇「星の飛行士」)に出られていたのを配信で観たんです。その作品には、乃木坂46の後輩の伊藤理々杏ちゃんたちも出演していたので、自分の好きな人たちといっしょに(池田さんが)お芝居をしているところを観ていたんですけど、役者としてもすごく面白い人だなと思って。で、今は稽古場で演出家と役者というかたちでいるんですけど、演出家さん相手に失礼なくらいタメ口でしゃべってしまっています(笑)。

池田:あはは!

生駒:なんだろうな、私も気が合うなって思いますし。何となく言ってることが分かるし、稽古の最中に「今こうやったけど、多分あっちのほうがいいんだろうな」って思っていると、終わった時に実際にそう言われて「やっぱりそうですよね、すみません」っていうことがよくあります。

――今の時点では、池田さんが演出家として稽古場にいる時間が多いと思うんですが。演出家としての池田さんと、役者としての池田さん。生駒さんの目にはそれぞれどう映っていますか?

生駒:うーん。演出家の時は、びっくりレベルでやさしいです(笑)。

池田:(笑)。

生駒:だからこそ、自分自身で考える部分が多いから、頑張らなきゃ、頑張りたいなって思えるし。役者としては、まだお客さんとしてしか観たことないですが、好みの役者さんです。私の(役者としての)スタートは少年社中だから、みんなが家族みたいだったり、知り合いみたいだったりする人たちのお芝居って、なんだか好きだなぁって思うんです。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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