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甲斐翔真、阿部顕嵐(7ORDER)、夢咲ねねら出演。ミュージカル『October Sky ‐遠い空の向こうに‐』ゲネプロ&取材会レポート!

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――中村さんは初の海外翻訳ミュージカルにご出演ということですが、乃木坂46の活動とどんな違いがありましたでしょうか?

中村:全然違いすぎて、何から話したらいいのか分からないのですが……。私たちが普段歌って踊っているときは振付があってパフォーマンスをするのですが、この作品は歌が台詞みたいになっていて。稽古場で「思うようにやってください」と言われたときは、「はい」と言いながらも、心の中では「どうしよう、どうしよう」となってしまい、そこから衝撃でした。あとは生のオーケストラで今回やらせていただくので、それもまたいつもと違った迫力があってとても新鮮だなと思っています。

――夢咲さんが先生役を演じるにあたって、こだわった点を教えてください。

夢咲:最初このお話をいただいたときは、彼らの光になれるような存在でありたいと思っていました。でもいざお稽古に入ってロケットボーイズと対峙したとき、十分輝いていて、光っていて、眩しくて、エネルギッシュで、パワフルで……。「どうしよう、負けちゃう」と思ったんです。でも負けちゃうというよりは、彼らのプラスアルファになって光として突進していけたらいいなと。彼らをちょっと無理やりに率先するような場面とかもあるのですが、その場面が個人的には好きです。そこでも彼らのエネルギーに負けないように一緒になって突き進んでいきたいなと思っています。

――栗原さんと朴さんに質問です。この作品の魅力を教えてください。

栗原:翔真と言っていたのですが、ある群像劇だと思うんですよね。ボーイスだけではなく、コールウッドに住む人たちのいろいろな人生、悩みというものが表現されていて、それがとても素敵だなと僕は感じていて。多分、観ている方もここに出ている誰かの悩みと通じるものがある。現代の閉塞感というものがコールウッドの街には漂っていて、そこを打破しようとするところもお客さまと一緒に共有できる作品だと思います。父と息子の関係、夫婦の関係、友情関係、先生と生徒の関係、町と人々の関係、国と人々の関係、時代背景……全てがとても素敵な作品となっているので、それをお客さまに楽しんでいただけるのではと思っています。

朴:パパも言った通りなんですけれども(笑)、まずこの作品の一番の魅力は実話であるということに尽きると思います。夢物語ではなく、実際にあった話。実話を私たちが今、命懸けでこの舞台の上で息をしているところがやはりこの作品の一番の魅力だと自分では思っています。今回はホーマーという人物にスポットを当てた作品ですけれども、個があって、家族があって、町があって、国があって、星があるという誰にでもある話だと思うんですね。そこでみんなが必死に生きているから、今私たちはいるということをとても強く感じられる作品かなというふうに私は感じています。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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