加藤和樹×小野田龍之介インタビュー ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』「大きな人間模様、絆、愛が表現される作品になっている」(後編)
INTERVIEW
――製作発表でも『北斗の拳』ごっこをしていたとおっしゃっていましたよね。
加藤:はい。本当にスーパーファミコンのゲームを持っていたんですよ。その技に「無想転生」がちゃんとあって。これがもうテンション爆上がりでした! 今回その「無想転生」のシーンがあって、「うわぁ。あった!」って。結構一人でテンション上がっちゃいました(笑)。
小野田:「ゲームでみたやつだ!」って(笑)?
加藤:ずるいよ、「無想転生」は(笑)。
小野田:そういうところでそそられる部分がある出演者は、今回非常に多いですよ! 原作を実際に見てきたとか、ゲームをやってきたという俳優さんがたくさんいらっしゃいます。僕はそのちょっと下の世代の若手ピチピチ俳優ですから(笑)。
――皆さんのオタクっぷりをちょっと盗もうかなという感じですかね?
小野田:いっぱいエッセンスを抜き取っています。でも原作ではこうだったというのと、ミュージカルをやる人間が演じるにあたっての整合性といいますか。原作のままやることが正しいのか、それともそこからちょっと枠をはみ出して新たに演じることが正しいのか。それを今、何度も何度もシーンの稽古をしながらいろいろ調整していますね。これはやっぱり2.5次元のミュージカル、原作があるミュージカルならではの面白いところだなと改めて思っています。