イマーシブシアター『サクラヒメ』出演者特別インタビュー【２】 新里宏太さん

人との巡り合わせは、ひとつひとつが運命の出会い

――『サクラヒメ』の物語は“運命の相手”がキーワードとなっていますが、これまでに運命を感じたのはどんな瞬間でしたか？

運命ですか……何かをきっかけにして、大きくその後が変わったという経験はいろいろとあるんですけど。この芸能界のお仕事を始める前、こういう仕事をしたいという夢は持っていて、友人たちには語ったりもしていたんですが、なかなか一歩を踏み出す勇気がなくて。そんな時に、高校の先輩がジュノン・スーパーボーイ・コンテストへ知らない間に応募していたんです。それがきっかけとなってこの仕事を始めることになりました。

今のマネージャーと出会えたのもそうなんですが、人との巡り合わせや、周りの支えてくださる方々があって、今の僕がいるんじゃないかなと思うんです。だから、人との出会いは、ひとつひとつが運命の出会いだなと感じています。

――では次に、劇中でサクラヒメは、転生してもなお運命の人を探し求めますが、新里さんにとって、生まれ変わっても追いかけたいものを教えてください。

今の僕は、このお仕事をしながら現在進行形で夢を追っている段階なので、この先、年をとった時にどう思うようになるのかは分からないんですけど。もしも転生っていうものが本当にあるのなら、人前に出るお仕事や、人を喜ばせたりできる仕事を、きっとまた追いかけているんじゃないかと思います。それが歌じゃなかったとしても、人前で何かパフォーマンスをするのが僕は大好きで、誰かがそれで喜んでくれるのが嬉しいので。