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舞台「脳内ポイズンベリー」出演 市原隼人さん特別インタビュー

INTERVIEW

――本作では必然的に脳内を演じるキャストさんとのシーンが多くなると思いますが、チームワークはいかがですか?

もう言葉が飛び交いまくってます(笑)。脳内の会議がメインで進行する舞台だから、ずっと出ずっぱりで喉もかれちゃうくらい。ポジティブ思考、ネガティブ思考、瞬間の感情、それぞれみんなの意見が爆発しちゃってるなかで「よし、ちょっと待ってくれ!」とか、議長はみんなを止めなきゃいけないですしね。

テンポ感とドンチャン騒ぎ感がすごいから、ちょっと通し稽古をやると汗が止まらなくなっちゃうんですよ。セリフだけじゃなくて動きも多いので。こんなに動く舞台とは思わなかったです。久々にこんなに汗かきましたし。

――セリフ量だけでなく、運動量も多いんですね! ちなみに、稽古中に起きた共演者さんとのエピソードなどがあれば伺えますか?

普段の舞台なら、出番がないところでプライベートや芝居の話もするんです。ただ、今回はみんな出ずっぱりだから本当に話す機会がなくて。誰かが出ているあいだに「じゃ脳内チームでなにか話そうか」っていう時間もない。こんな舞台ははじめてですね。

そんななか、一度だけご飯に行ったことがあって。そこで、はじめてちょっと深い話ができました。芝居の話もしたし、それぞれ「どう見せたいか」っていうのを1人1人順番に言っていったりとか。あんまり言えない話もいっぱいしましたけど(笑)。そこで和気あいあいとしてたのが、本番が近づくにつれて緊張感が出てきて、それぞれ違うスイッチが入ってきたんじゃないかと思います。

「これでいいのか?」とか「焦り」とか、いろんな葛藤があると思うんですよね。それをあと何日かでつぶして、「よし、早く見せたい!」って気持ちをつくる準備にもう入ってる雰囲気ですね。

佐藤監督は「もう一度あのときに戻りたいな」って場所をつくってくれた

――本作の演出は、映画版と同じく佐藤祐市監督が担当されます。市原さんとは過去にテレビドラマ『僕の生きる道』『WATER BOYS2』でご一緒されていて、信頼も厚いように感じますがいかがでしょうか?

昔から人間くさいというか、役者に寄り添ってくれるような大好きな監督です。ましてや、僕が芝居のイロハも分からないようなときに、自分の青春をつくってくれた方ですからね。

実は『WATER BOYS2』のときって、現場に行くのがすごく嫌だったんですよ。プレッシャーもあってほとんど寝られないし、寝て起きたら5分後に入水してたりってこともあって(苦笑)。当時は10代だったし、そのスパルタな感じについていけなくて「同世代のみんなは仕事してないのに、なんで自分だけずっと朝から夜までやってるの?」なんて思うこともあったんです。

ただ、撮影をやり切ったことで本当に勉強になりました。いいモノをつくろうって気持ちが明確に表れていたので。「あの作品を見て勇気をもらいました」とかっていう声を聞いたときに、「役者ってこのためにある職業だな」って気づきにもなりましたし。「もう一度あのときに戻りたいな」って場所をつくってくれた監督ですね。

――佐藤監督への信頼感が伝わってくるお話ですね。今回の舞台でも、そういった空気感を感じますか?

僕は「あの作品のなかに入ってみたい」「あの作品を見ていた時間に戻りたい」って離れたくなくなるような世界観とか空間を常につくりたいって思っていて。『WATER BOYS2』でもそれができていたし、今回もやっていて楽しいですね。

佐藤さんは、今回の作品ではじめて映像から舞台にこられたってことで、また新たな面が見えてくると思うんです。映像監督の強みも絶対にあるはずだし、そこを見ている方にもしっかり感じてもらえるように、話し合いながらつくっていけたらと。あと少しの時間ですけど、最後までブラッシュアップして、また佐藤さんと違うステージに上がっていきたいって思いますね。

――活気のある稽古が想像されますが、佐藤監督の演技指導を受けて印象に残っていることなどがあれば教えてください。

今までやってきたものって「上下(かみしも)からこう見えるから立ち位置そこにして」とか「ヌケが悪いからこっちからこう芝居して」って感じだったんですけど、佐藤さんの場合は「はい」って渡されて、そこからどれだけ意味を見出せるかっていう作業。そこは映像監督ならではだなって感覚がありました。

自由にやらせていただいて、行き過ぎてたら「じゃこうするか」って話し合う。だから、けっこう独特ですね。みんなが主張しやすい、すごくいい空気をつくっていただいている印象です。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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