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赤澤遼太郎×瑞季インタビュー 朗読劇『Every Day』「等身大のありのままの自分たちで、演じないように演じたい」(後編)

INTERVIEW

――作品にちなんだ質問もさせていただきたいのですが、これまでにご自身が「当たり前だと思っていたけど、当たり前じゃなかった」と感じた時のお話を聞かせてください。

瑞季:やっぱり、コロナ禍になってからはすごく感じることは多いですね。

赤澤:たしかに。

瑞季:それは多分私だけではなくて、この社会全体の話にはなるんですけど。まさかこんな、ずーっとマスクをして外に出なければいけない生活が続くとは思ってなかったですし。舞台も、お客様あってこその舞台なので。無観客で上演したりだとか、配信でだけ上演できるだとか、そういう状況を目の当たりにしていると、今までごく当たり前に「観に来てください!」って言えていたのが普通じゃなかったなぁって。そういうありがたみはすごく感じましたね。

赤澤:めちゃめちゃ素敵な回答の後に、本当に申し訳ないなと思うんですけど……。僕はずっと、キクラゲを海のクラゲと勘違いしていて。

瑞季:あははは!

赤澤:そんなエピソードしか出てこないのに、(瑞季さんが)すごく素敵なことを言うから、どうしようって思いました。

瑞季:いやいや、素敵!(笑)

――名前にクラゲと付いているし、そう言われると見た目も食感のイメージもクラゲっぽいから、海のものかと思ったら違ったと(笑)。

赤澤:そう、全然キノコだったっていう。「え?」って思いました。僕、そういうことがあるんですよ、お恥ずかしい……。

瑞季:いえいえ、可愛らしいです(笑)。

赤澤:口内炎を、こうなんえんってずっと思ってたりとか。口内だから口内炎なのに。そういうしょっぼいのしかないんですけど、僕はそれが当たり前じゃなかったんだって気付きました。

ささやかなでかけがえのない時間「平和な日常がいちばん幸せ」

――ありがとうございます(笑)。ではもう一問。日常のふとした時に「ずっとこういう時間を大切にしたいな」と感じる、ささやかだけどかけがえのない幸せ。作中にはそういった瞬間が多く描かれていると思うんですが、おふたりにとってそれはどんな時でしょうか?

瑞季:私、猫を飼ってるんですけど。その猫がぐーすかぐーすか寝てるのを見ると、もうすごく幸せな気持ちになって。ずーっとこのままでいてほしいなって思う、その瞬間かなと思いました。

赤澤:うんうん、たしかに。いいなぁ。

瑞季:寝てるだけで、こっちは幸せをいっぱいもらってるので。

――眺めているだけで幸せになりますし、存在がありがたいですよね。赤澤さんはいかがですか?

赤澤:なんというか……お昼くらいに窓を開けて、カーテンがぱさーってなるのが幸せだなって思いますね。ふふふ。

瑞季:いいですね。

赤澤:柔らかな日差しと風の感じと。あと、お昼の情報番組がやってたりして。

瑞季:あぁ……(頷く)。

赤澤:ヨギボーとかに座りながら、カーテンがシャーってなるのを浴びるのが、なんか幸せだなーって(笑)。幸せというか、平和かな。平和な日常がいちばん幸せだなって思います。

――本当に心からそう思います。それでは最後に、上演を楽しみにされているみなさんへのメッセージをお願いします。

赤澤:素敵な脚本、素敵な演出、さらにピアノの生演奏もあって。これは絶対いい作品になること間違いなしだと思っているので、ぜひ来てください!! 劇場でお待ちしています!

瑞季:この作品は、もともと原作となる短編シナリオがあって、それが映画化もされていて。そして今回朗読劇になるんですけど。朗読劇だからこそできる、この作品の魅力を作っていけたらなと思っています。あの、お互いに褒め合っているので、アピールしてもいいのかなぁと思って言うんですが。声が素敵なので……ふふふ。

赤澤:(笑)。

瑞季:そして、音楽も素敵であること間違いないですし、本当に素晴らしい幸せな空間になるんじゃないかな、できたらいいなと思っているので。ぜひその時間と空間を楽しみに、劇場にいらしていただけたら嬉しいです! お待ちしています。

取材・文:古原孝子
Photo:梁瀬玉実

インタビュー前編はこちら

公演概要

朗読劇「Every Day」

公演期間 2022 年 9 月 22 日(木)~24 日(土) 計 6 公演
会場 ニッショーホール (東京都港区東新橋 1-1-19 ヤクルト本社ビル)

出演者 林遣都×瀧本美織 、相葉裕樹×北原里英 、赤澤遼太郎×瑞季、林和義、片山陽加

脚本・演出 古川貴義
音楽 haruka nakamura
演奏 西寿菜

チケット料金 6,700 円(税込) / ペアチケット 13,000 円(税込・2 枚)
※全席指定、未就学児入場不可

主催・企画・制作 サンライズプロモーション東京
企画協力 手塚悟(TEDOYA TOGO)

公式サイト https://srpstage.com/everyday
公式 twitter @EveryDayroudoku

お問合せ サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)

THEATER GIRL編集部

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