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松下優也インタビュー ブロードウェイ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」「声が出せなくても楽しみを表に出してもらえたら嬉しい」(前編)

INTERVIEW

――本作はコメディ・ミュージカルということで明るい楽曲も多く、コンラッドの曲もパワフルな印象ですが、楽曲の面白さをどのように感じていらっしゃいますか?

自分の曲で言うと、セリフを言葉にしているというよりは、コンラッド・バーディーというスターの持ち歌という感じなので、普段やっているミュージカルとはちょっと違うかなと思っています。それこそ、ライブ感があるというか。自分も普段音楽活動をしているので、そういうグルーヴ感というか、ライブのような感じにできるんじゃないかなって。 そこが普段のミュージカルとはまたちょっと違う部分かなと思います。

――お気に入りのナンバーはありますか?

自分の曲では「正直になれよ」が一番好きですね。やっぱりあの曲が一番楽しいし、テンションが上がるので。あれがコンラッドの1発目の歌なので、すごく自由度が高いんですよ。

時代もあると思いますが、音楽的にはやっぱり繰り返し系が多いです。でも、繰り返しが多ければ多いほど、逆に遊べるポイントになるので。そういう意味ではいろいろと遊べるポイントはあると思います。

――松下さんご自身、演じがいがあると現時点で感じているシーンはどこでしょうか?

いろいろあるんですけど、「正直になれよ」の前にも、ファンの子たちがコンラッドを中心に歌っているシーンがあって。そこはセリフが全くなくて、コンラッド・バーディーのスター性みたいなものが感じられるシーンなんです。セリフがないからこそやりがいのあるポイントだなと思います。

――今回、高橋亜子さんが翻訳を手掛けられていますが、アメリカの物語を日本で上演するにあたってどんな印象を受けていらっしゃいますか? 表現として面白いと感じていることがあれば聞かせてください。

コンラッドに対して、ファンのみんなが「何か言って~!」というセリフがあるんです。それこそ「正直になれよ」もそうですし。本作の中で、そのワードはけっこうポイントかなと思っています。面白いし印象に残る言葉だと思うので。

それと、歌いやすい母音を考えてくださっているので、すごく歌いやすいんですよね。英語を日本語にした場合、意味もそうなんですけど、どうしても母音の響きが変わったりグルーヴが変わったりするんですけど、今回すごく自分は歌いやすいですね。

取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:梁瀬玉実

インタビュー後編はこちら

公演概要

ブロードウェイ・ミュージカル「バイ・バイ・バーディー」

原作戯曲:マイケル・スチュワート
音楽:チャールズ・ストラウス
作詞:リー・アダムス
翻訳・訳詞:高橋亜子
演出・振付:TETSUHARU
音楽監督:岩崎廉

出演:
長野 博 霧矢大夢/松下優也
寺西拓人/日髙麻鈴 内海啓貴 敷村珠夕/田中利花 樹里咲穂/今井清隆

大澤信児 加藤翔多郎 東島 京 星川 光 本田大河 溝口悟光
青山瑠里 石井千賀 七理ひなの 中村ひより 水野貴以 山木愛海 山本咲希 (50 音順)

【神奈川公演】
日程: 2022 年 10 月 18 日(火)~30 日(日)
会場: KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>

【大阪公演】
日程: 2022 年 11 月5日(土)~7 日(月)
会場: 森ノ宮ピロティホール

【東京ファイナル公演】
日程: 2022 年 11 月 10 日(木)
会場: パルテノン多摩 大ホール

企画:シーエイティプロデュース
製作:アミューズ、ぴあ、シーエイティプロデュース

公演 HP https://www.byebyebirdie.jp/
公式 Twitter @byebyebirdiejp

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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