高杉真宙インタビュー 『てにあまる』「自分の持っているポテンシャルを出し切らないと意味がない」
INTERVIEW
――共演者で唯一の女性である佐久間由衣さんに対してはどんな印象をお持ちですか?
今回の舞台では僕と一番年齢が近いので、いろいろとお話できたらいいですね。佐久間さんは今回が初舞台で、しかも4人芝居っていうハードルの高さ。たぶん、すごい勇気がいると思うんです。
ただ、僕にできるアドバイスなんて一つもないんですよ(笑)。 緊張する現場だと思うので、お互いに少しでも緩和できればと(笑)。ただ、その中で自分も負けないように頑張りたいです。
――脚本は、劇団「サンプル」の主宰で2011年に岸田國士戯曲賞を受賞されている松井周さんです。松井さんの生み出す世界観について、なにか感じているところがあれば伺えますか?
実際にどんなふうになっていくか、まだ本当にわからないんですけど……。でも、あらすじを読んだ限りは、けっこう激しいぶつかり合いになっていくんじゃないかなと感じました。
たぶん、柄本さんと藤原さんの衝突があると思うんですけど、(藤原さんの)部下である僕がそこにどんなふうに絡んでいくのか。(藤原さんの)妻の佐久間さんによって、どう関係性がもつれていくのか。自分はどんな気持ちで、どれくらいぶつかっていけるのか。
『てにあまる』って題名ですけど、どんなふうに手に余っていくのかなっていうのも含めて、楽しみで仕方ないですね。それから、今回は台本が完成していない状態で公演日程やキャストが発表されたので、新鮮な印象を持って役に入っていけるんじゃないかという期待もあります。