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中河内雅貴インタビュー ミュージカル『アリージャンス〜忠誠〜』 「エネルギーを交換し合えるところが舞台の良さだと思う」

INTERVIEW

――今作を現在の日本で上演するにあたり、どういったメッセージを客席に届けたいですか?

この時期に、この作品を日本で上演する意味についてすごく考えたんですよ。暗い内容を含むお話ではあるのですが、国や家族に対する愛というものが根底にあって、そこに戦争が入ってくる作品なんですけどやっぱり、時代を越えても変わらないのは、真実の愛の偉大さと言う事でしょうか。

愛の偉大さというのは、いろんな形があるとは思うんですけど、それぞれの愛が信念に変わって、それが忠誠になっていく。それを僕らも様々に表現しながら、お客様に届けることができたらいいなと思いますね。

――中河内さんは、ミュージカル以外にも、映像からストレート、2.5次元作品まで幅広いジャンルの作品に出演されていますが、ミュージカル作品に出演される際に、心掛けていることはありますか?

ミュージカルのときは唯一、めちゃくちゃ喉に気をつけています。僕、喉が元々強いほうではないんですけど。弱いくせに大きい声を出すから、すぐ喉がパーンと飛ぶんですよ(笑)。でも、大きい声を出すっていうのは、舞台上でマイクに頼りたくないっていうのと、昔から、舞台人はマイクがなくても後ろのお客様まで声を届かせろという教えで育っているので、その意識の中でついついやってしまうんですけど。

でも、最近はマイクを利用するってことも覚えまして(笑)、段々と発生の仕方も変わってきました。前にも一度喉をつぶしていて、最近まで出演していたミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』でも、絶対に枯らすと思っていたんです。でも、「今回は、枯らさない、薬に頼らない」というのを目標にやったら達成することができて。その前に声の出し方のトレーニングをやっていたのも大きかったと思いますけどね。

今回もミュージカルなので、普段はあまり大きい声で喋らず、稽古場と舞台上だけの環境でいたいなと。それと、ミュージカルのときは、お酒は飲まないですね。休日があればその前日に飲むくらいで、本番中は一切飲まないですし、ミュージカルでは、そういう部分は徹底しています。

――ミュージカルに出演されるときは、より喉に気を使われるんですね。

やっぱり音符で評価されるところが大きいですからね。嫌ですね~(笑)。なので、ミュージカルをやるときって自分の中では、結構ストレスもあって。もちろん他の作品でも上げてるんですけど、さらに一個ギアを上げて挑んでいる感じです。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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