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土生瑞穂インタビュー 明治座『中村雅俊芸能生活50周年記念公演』「夢なんじゃないかと思うくらい光栄」(後編)

INTERVIEW

2024年6月2日(日)より明治座にて『中村雅俊芸能生活50周年記念公演』が上演されます。

本作は、昭和歌謡音楽劇とコンサートによる二部構成の舞台で、第1部では本公演のために書き下ろされた新作音楽劇『どこへ時が流れても~俺たちのジュークボックス~』が上演されます。登場人物の心情を昭和歌謡で表現しながら、笑いがありつつもホロっと泣けるような、どこか懐かしくあたたかみのあるハートフルコメディです。

出演者は中村雅俊さんを筆頭に、コロッケさん、久本雅美さん、林 翔太さん、小川菜摘さん、松田悟志さん、玉野和紀さん、田中美佐子さん(特別出演)と錚々たる顔ぶれ。そんな中で土生瑞穂さんは町おこしのためにNPOで働く女性を演じます。

THEATER GIRLでは、三崎麻衣を演じる土生瑞穂さんにインタビュー。後編では、勇気をもらえた思い出の曲や、フリーとして活動されている今後の展望についてお聞きしました。

インタビュー前編はこちら

何度も勇気をもらった曲

――本作のタイトルにもついている「ジュークボックス」にちなみ、土生さんにとって思い出の曲を教えていただけますか?

Mr.Childrenさんの「innocent world」がすごく好きで、アイドルとして活動していた頃から何度も勇気をもらっている曲です。私自身、今年からフリーになって新しい環境で挑戦していかなきゃいけないので、今も励まされています。

――1994年にリリースされた楽曲なので、土生さんが生まれる前の楽曲ですね。

そうなんですよ。両親がMr.Childrenさんを好きだったというのもあり、よく車の中で流れていたんです。そういった意味でも思い出深い曲ですね。

――ご両親も好きだったんですね。

特に父が好きでよく聴いていました。Mr.Childrenさんはジャケットのアートワークもすごく素敵なんです。雰囲気がかっこよくて、大好きですね。

五感を癒してあげる時間を大切に

――今は舞台稽古や7月から始まるツアーの準備で大忙しだと思います。そんな中でも土生さんがリラックスできる瞬間はありますか?

最近はお香を焚きながら、音楽を聴くのにハマっています。音楽はアンビエントレコードを流して、自分のリラックスできる空間を作っています。

――アンビエントというのは環境音のような?

そうなんです。お家に帰ったらすぐにお香を焚いて、環境音楽を流しています。その時間で 1日を振り返るというか。舞台の稽古などで情報はすごく入ってきているので、目をつむって五感を癒してあげる時間を大切にしています。

――4月から新生活が始まりいろいろなことを学んでいる方も多いと思うので、そういった方にもおすすめかもしれませんね。ちなみにお休みができたらどんなことをしたいですか?

美味しいご飯を食べにいきたいです! 最近はチートデイ続きだったんですけど(笑)。ビジュアル撮影の1週間前くらいは食べ物も我慢するんですが、今はそれも終わったので。舞台が終わったらお酒も飲みに行きたいですね(笑)。

今はいろいろなことに挑戦するタイミング

――今年からフリーランスとして新たなスタートを切った土生さん。今後、挑戦してみたい役柄やお仕事はありますか?

まず第一は『どこへ時が流れても~俺たちのジュークボックス~』を千秋楽まで乗り切ることです。今まではカッコいいと仰っていただくことが多かったんですが、その真逆となる可愛らしい役柄でもあるので。

――新たな挑戦ですね。

はい。演技をしっかり学んで、次はミステリアスな役にも挑戦してみたいなとは思っています。今年の7月に27歳になるんですが、やっぱり20代のうちはいろいろなことに挑戦するべきだなと感じます。

――今回の舞台も挑戦の一つですね。

当たって砕けろではないですが、挑戦してみないと学べないこともあると思うし、失敗してしまってもそこからヒントをもらえればと思います。フリーになったのもあり、これから3年は勝負の年だなと感じます。

――音楽活動にも精力的に取り組んでいますね。

興味のあることにはどんどん挑戦していきたいなって。枠にとらわれず、いろいろな活動をするのが理想ですね。クリエイティブなことにも興味があって、歌詞も書かせていただきました。ファッションのお仕事ももっと拡げていきたいし、今はいろいろなことに挑戦するタイミングだなと思っています。

三崎麻衣を演じ切りたい

――それでは最後に『どこへ時が流れても~俺たちのジュークボックス~』出演への意気込みをお願いします。

笑いあり、涙ありと、すごく素敵なエンターテインメント作品になっているので、様々な方に楽しんでもらえる作品だと思います。観劇を楽しみにしてくださっている方も多いと思いますが、その想像以上に楽しんでもらえるはずです。私自身も舞台の魅力を少しでも感じてもらえるよう、しっかりと三崎麻衣を演じ切りたいと思っています。明治座でお待ちしておりますので、ぜひ観にきてください。

取材・文・撮影:TATSUYA ITO

インタビュー前編はこちら

公演概要

『中村雅俊芸能生活 50 周年記念公演』

第一部 『どこへ時が流れても~俺たちのジュークボックス~』
第二部 『MASATOSHI NAKAMURA LIVE -look back with smile , look ahead with pride.-』

【構成上演台本・演出・振付】 玉野和紀
【脚 本】 堤 泰之

【企画・製作】 明治座

【出 演】
中村雅俊 コロッケ 久本雅美
林翔太 土生瑞穂/小川菜摘/松田悟志/玉野和紀/田中美佐子(特別出演)

【公演日程】 2024 年 6 月 2 日(日)~18 日(火)
【会 場】 明治座

【公演サイト】 https://www.meijiza.co.jp/info/2024/2024_06/

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