前川優希の秘めたる熱意「悔しさを感じたからこそ、芝居の面白さに気づいた」【シアダン vol.02】（後編）

2019.07.25

INTERVIEW

Q. 夏にまつわる思い出深いエピソードは？

本当にしょうもないことでもいいですか？　中学校の頃に仲のよかった友達の家が、関東近郊に別荘を持ってまして。「すごい、いいなぁ！」と思った僕は、夏休みにいっしょに連れていってもらったんです。で、その別荘の近くにあったさびれかけのテーマパークにみんなで行って、ゴーカートに乗ったんですよ。

ゴーカートって普通はあまり速度が出なかったり、レーンに沿って走ったりする感じだと思うんですけど、そこのゴーカートはマジでヤバくて、アクセルを踏むほどスピードが出るし、コースには下り気味の坂にエグいＳ字カーブもあって。楽しくなっちゃった結果、スピードの出し過ぎと急ハンドルでゴーカートごと吹っ飛んで、投げ出された自分の上にゴーカートが降ってくるっていう……。不幸中の幸いでゴーカートが落ちたのは脚の上だったんですけど、それで脚の筋肉が切れまして。しばらく歩けなくはなりましたけど、打ち所が悪かったら死んでたと言われたので、運がよかった！　と思っています。でもそれ以来、大きなケガや事故はしていないです。

Q. まとまったオフがあったらしたいことは？

南のほうへ旅行がしたいです。語学が苦手なので、とりあえずは日本の南のほうで。沖縄もいいなと思うし、四国に行きたいです！　写真を撮りながら巡ったりしたい。

あとは最近、時間がある時にいろんな人に会うようにしているんです。ここのところのオフでは、中学校や高校の頃の友人に久々に声をかけて会ったりしていて。会いたい人とは会える時に会っておきたい、そう思います。

Q. 身の回りのアイテムでこだわっているものはありますか？

こだわりのもの……ないなぁ。僕、多分こだわりっていうものをあんまりもたない人間なんです。モノにあんまり執着しない。人によっては「これはこれじゃないと」とかあると思うんですけど、自分は多分、そういう固定したものを持つのが苦手なんですよ。「それがないとダメ」みたいになるのがイヤというか、自由でありたいというか。いや、こだわりのある人が自由じゃないっていうわけじゃないし、こだわりがあるのは素敵なことだと思うんですけど。自分はフレキシブルに生きたい、みたいな……？　ちょっとよく言い過ぎましたかね（笑）。

前川優希さんから読者の皆さんへメッセージ

いろんな作品や活動を通して、僕のことを応援していただいたり、目にしていただく機会が最近かなり増えていて、すごくありがたいことだなと思っています。みなさまの応援のおかげで、僕はこうして活動を続けることができているので、まずはいつもどうもありがとうございます！

2019年は新たな作品に携わる機会をいただいたり、TFGの活動が始まったりと、今後もいろんなチャレンジの年になっていくと思います。今年に限らず、これからもずっと挑戦は続けていきたいと思っているので、見守ってもらえたら嬉しいです。そして、僕が出演している作品を楽しんでもらったり、僕が足掻きもがいているのを「頑張ってるなぁ」と楽しみながら応援してもらえたら幸いです。今後もいろいろな作品やお芝居に挑戦し、時には失敗もして、それでもなんとか自分なりの方法論を見付けて頑張っていきたいと思うので、応援よろしくお願いします！

取材・文：古原孝子
Photo：青木早霞（PROGRESS-M）
ヘアメイク：YUZUKI合同会社

インタビュー前編はコチラ

プロフィール

前川優希（まえかわ・ゆうき）
1997年12月17日生まれ。
主な出演作にMANKAI STAGE『A3!』～SPRING 2019～皆木綴役、『最遊記歌劇伝―異聞―』道卓役、NHK大河ドラマ「西郷どん」市来宗介役など。新感覚アーティストグループTFGのメンバーとしても活動中。

出演情報

MANKAI STAGE『A3!』～SUMMER 2019～
東京公演(品川プリンスホテルステラボール)：2019年8月8日(木)～8月18日(日)
兵庫公演(AiiA 2.5 Theater Kobe)：2019年8月23日(金)～9月1日(日)
愛知公演(名古屋市公会堂)：2019年9月6日(金)〜9月8日(日)
新潟公演(長岡市立劇場大ホール)：2019年9月13日(金)～9月15日(日)
東京凱旋公演(品川プリンスホテルステラボール)：2019年9月19日(木)～9月29日(日)