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笹本玲奈インタビュー ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』 「舞台に立つ原動力は“新しい自分を見つけられる期待感”」

INTERVIEW

――今作では、20代から40代までを演じ分けるとのことですが、今から役作りで準備をされていることはありますか?

もともと、役作りはあまりしないタイプなのですが、今回は、初めてご一緒する方ばかりですし、演出家の方も初めてで、どんな要求をされるかまったく想像がつかないので、なるべくまっさらな状態で稽古に行きたいと思っています。ただ、(スティーブン)ソンドハイムの難しい楽曲だけは、歌いこなせるようにしておきたいなと思っていますね。

今回は、ソンドハイムの曲にしては、わりとポップな感じがしていて。もちろん難しい曲もあるのですが、どちらかというと、古き良き時代のミュージカルという感じがするので、しっかりと音符を頭に入れて、歌いこなせるようにしてからお芝居のことを考えたいなと思っています。

――スティーブン・ソンドハイムの楽曲についてお話がありましたが、今作の楽曲を聴いた印象はいかがですか?

チャーリーの曲で、「私、この曲歌わなくてよかった」と思うくらい、すごく難しい曲があるんです。チャーリーがフランクと、「僕たちは、こういう風に曲をつくっている」と説明する楽曲なんですが、ソンドハイム調と言いますか、すごく不協和音な雰囲気で変拍子の曲なので、とても印象に残っています。

私が歌う楽曲では、離婚して少しナイーブになっているフランクに対して、勇気づけるために歌う曲があるんですが、その曲は、いかにもミュージカルっていう感じのジャジーな曲なんです。歌うにはすごく難しい曲だと思うので、かなり練習量が必要だと思うのですが、聴いているだけで体を動かしたくなるくらい、すごく素敵な曲なので、歌うのが今からとても楽しみですね。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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