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百瀬朔は笑顔で壁を乗り越えていく「キツいのは多分いいこと」【シアダン vol.17】(前編)

INTERVIEW

――10 月からは、ご自身が主役のレオナルド・ウォッチ役を務める舞台『血界戦線』の第 3 弾公演が決まっていますが、今の思いを聞かせてください。

いいものにできたらいいなと思っています。これまでの 2 回も秋に公演があったので、けっこう自分にとってのルーティーンみたいになっていて、「あぁ、今年もやれるんだな」ってすごく嬉しい気持ちです。

2.5 次元作品、それもこういった大きな作品の主演をやらせてもらったのはこの作品が初めてなので、僕の中で大事な作品になっているんですけど。初演の時にはみんな必死でしたね。原作もなかなか難解な作品ですし、それを舞台にするとなると「これ、どうするんだろう?」って。当時は演出の西田大輔さんとも初めましてでしたが、すごい方だということは知っていたので、安心感があって。でも後から聞いてみたら、実は西田さんも「けっこう冷や冷やした」って仰ってました(笑)。でもそれだけに、乗り越えた時や無事に観てもらえた時の達成感が最高でしたね。

――みんなでやり遂げたっていう感覚が存分に味わえたでしょうね。

昨年の 2 回目の時は、こういったコロナ禍の状況でそれまでの舞台が全部中止になってしまって、半年以上とか一年近くぶりに舞台に立ったんです。緊張はするし、緊急事態宣言や外出自粛で「本当に最後までいけるのか?」みたいなこともあったりして。その中で初日を終えた時の達成感が、めちゃくちゃあったのをすごく覚えてます。その日に帰って飲んだビールが一番美味かったんですよ、あはは。

――ビールが美味い、お酒好きの方には分かりやすい感覚です(笑)。

帰って美味しいビールを飲む、そのために頑張ってるみたいなところもありますから(笑)。それぞれの状況下での戦いがあったので、一度目も二度目も、僕の中ではとても印象に残っています。それを経ての第 3 弾なので、またひとつステップアップしたい気持ちが強いですね。

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THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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