• HOME
  • topic
  • INTERVIEW
  • 皆川猿時、荒川良々、細川徹インタビュー『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』 「お客さんをちゃんと笑わせて帰らせたい」

皆川猿時、荒川良々、細川徹インタビュー『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』 「お客さんをちゃんと笑わせて帰らせたい」

INTERVIEW

――前作『さらば!あぶない刑事にヨロシク』のお話も少しお聞きしたいのですが、前作から3年程経ちますが、何か思い出深いエピソードや印象に残っていることなどはありますか?

皆川:俺は、本番直前に怪我しちゃいましてね。散々ダンスも殺陣も練習したのに、ダンスにいたっては、本番は移動するだけっていう(笑)。

細川:ゆっくり移動ね(笑)。

皆川:いや、でも斬新でしたよ! 踊らないんだって(笑)。歌いながら降りる階段まで作ってもらったのに、袖から出てくるっていう(笑)。ほんと悪いことしたなぁって。しまいには、肉離れしてる俺と、骨折してる本田のお兄ちゃん(ひでゆき)の二人の殺陣まであって(笑)。

細川:怪我した者同士。元気な人が変わればいいのに(笑)。

皆川:怪我したもの同士が戦うっていうね(笑)。その印象しかないですね。

――荒川さんは何か印象的だったことはありますか?

荒川:いやもう、(皆川さんが)怪我したなと思ったときですね。たしか通しのときでしたよね? 通しの時に、ちょっと一回止めてくださいみたいになって。

細川:そのまま病院に行ったんでしょ? それで残りの日は皆川さんを踊らさずに移動させるだけっていう稽古をやりましたよね。皆川さんはただ見てるだけっていう (笑)。あれは本当に大変でしたね。今回は大丈夫ですか?

皆川:今回はね。う~ん、気をつけます!(笑)

――今回、2.5時幻目とタイトルにありますが、やっぱりダンスもあるのでしょうか?

細川:ありますよね。

荒川:振り付けは、air:manがやるんですか?

――本格的ですね。

皆川:ただなぁ。怪我しないようにしなきゃ。

細川:最悪、ああいうやり方で移動すれば、なんとかなるしね(笑)。

荒川:前のやり方でね(笑)。

――まさか移動しているだけとは思わなかったです。

皆川:保護のために本番中も肌色のサポーターを履いてたんですよ。衣裳さんがそれっぽく見える感じに毛を描いてくれて。それで、トークショーで大久保(佳代子)さんがいらっしゃったときに、「皆川さん、ストッキングみたいなの履いてるけど、タトゥーかなんかあるの?」って聞かれて、「いや、肉離れ」って言ったら、「なんだ」って言われましてね。タトゥーしてた方がよかったのって(笑)。

細川:内容がわりとギュウギュウだったんですよ。皆川さんが動き回ってずっとひどい目に遭って、マックスがずっと続くような感じだったから、怪我してちょうど良かったのかも。

皆川:本当は、トラックに引きづられるみたいなのもあったじゃない。

細川:そう、すごく練習したのに全く使わなかったんですよね、トラックは(笑)。だから、今回も怪我しても、なんとか出来るから大丈夫です。

次のページ: 「頭で考えなくていい」細川作品の魅力

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

プロフィール

PICK UP

関連記事一覧