校條拳太朗、杉江大志、田中稔彦、小笠原 健インタビュー 舞台「WORLD〜Change The Sky〜」「観ていただいた皆様に、何か心の変化を与えられたら」
INTERVIEW
――稽古はこれからとのことですが(取材時)、役作りや今から何か準備していることはありますか?
校條:僕はサスペンス作品に出てくる殺人の描写を観たりしています。殺人は答えがないし、教科書もないのでそういったものを観て、どう答えを出そうかなと考えているところですね。
杉江:僕は、役作りをしようと思ったことがあまりなくて。こうやって取材とかをしていただくと、だんだん役が馴染んでいく訳じゃないですか。そうやって馴染んでいく中で、どういう人物なのかと段々とイメージが沸いてきますし。それで、稽古で更に深めていくという感じでつくっていけたらと思っています。
田中:僕は、心の準備くらいですね。「さあ、芝居やるぞ」って気持ちと、あとは前回、演出家の菅野さんの舞台に出た時に、「お前ちょっと芝居下手になったな」って言われたんです。確かに、ちょっと自分の中で劣化していたところがあったので、今回も言われる気がするんですよね。だから、「そんなこと言わんといてくださいよ」っていう心の準備は今のうちにしておこうと思います。
杉江:でも芝居って、やればやるほど。回りますよね。
田中:今、ダメなのよ。ダメはダメでいいのよ。
小笠原:ありますよね(苦笑)。野球もね、打てない時ありますからね(笑)。全然あるよ、芝居は水物だから。僕は、今回あまり役作りをしないでおこうと思っているんです。プロデューサーからも 「この役、おがくんピッタリだ!」と言われたので、そのままでいいのかなって。プロデューサーが思い描いている絵の中にはちゃんと入っているから、あとはちゃんとセリフを覚えて等身大のまま1回やってみようかなと。それでもし、演出家にボコボコにされたら、修正しながらやっていけたらなと思っています。