佐藤信長が語る役作りへの思い「実際に演じてみて新しく芽生えた感情がある」【シアダン vol.05】(前編)
舞台の本番初日は「うわぁ~」って感動する
――役者の仕事をしていてよかったと思う瞬間はありますか?
稽古場だとお客さんの反応がわからないので、やっぱり本番がはじまったときですね。コメディとかやっていても、稽古場で演出家の方がどんどん味付けしていって、最初はみんな笑っていても、最後のほうはそれぞれがダンスをやってたり台本を見ていたりしてるから、「シーン……」って感じなんですよ。それが本番だと思った以上に反応があったり、「ここで笑うんだ」って発見もあったりするので、本番初日は本当に「うわぁ~」って感動します。
前にやった舞台「レイルウェイ」では、アドリブがすごく多かったんです。共演者の磯貝(龍虎)さんから、本番直前に「今日は、お前がダンスバトルな」って言われて踊ったりしました(苦笑)。大変でしたけど、「面白かった」って言ってくれる方も多かったので、それも本番の醍醐味だと思います。
――尊敬している役者さんや、親しい俳優仲間はいますか?
それこそ磯貝さんみたいになれたらなっていうのはありますね。稽古中でも磯貝さんのシーンは面白いからみんな見に来るんですよ(笑)。稽古場でも注目される存在っていうのはすごいなって思います。
あと最近は、TFGのメンバーと一緒にいることが多いんですけど、本当に居心地がいいですね。関係ないかもしれないけど、血液型もA型とO型しかいないから相性もいいのかな。
初シングルのリリイベ(リリースイベント)の後半で桜庭大翔と一緒になることが多くて、この間もイベントでMCをやってくれている永松文太くんと3人でカラオケに行きました。TFGの曲も歌ったんですけど、採点で自分たち本人なのに90点以上いかなくて(苦笑)。なぜかキーも合わなくて難しかったです。
大翔は一番後輩なんですけど、はじめはペコペコしてたのに最近は「お前」とか言ってくるんです(笑)。でもそれがぜんぜん嫌じゃない。お互いの舞台を観に行ったりして、刺激をもらえる関係ですね。
リリイベで起きたTFGメンバーのまさかのハプニング
――7/17にTFGとしてアーティストデビュー。初シングル『My dear Summer』がオリコン初登場で11位という結果でしたが、このときの心境は?
いろんなアーティストさんがいるなかで、僕たちはまったくゼロからのスタート。当初は10位以内を目指していて、「あと順位1つだったのに」っていう気持ちもあったんですけど、やっぱりありがたいなと思いましたし、個人的にはジュノンのときと同じように火がつきました。
今回はゼロからでしたけど、これで僕たちの曲を聴いてくれて広まってくれたらいいですね。「次こそは!」という気持ちがあるので、また次のリリイベも頑張りたいと思います!