木村達成インタビュー ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』 「自分の思うように、がむしゃらに挑戦してみてもいいんだ」(後編)
INTERVIEW
――先日、グロリアとのデュエット曲「もしかしたら」の歌唱動画がアップされていましたが、ミュージカルで使用される楽曲の印象についてはいかがでしょうか。
グロリアと歌う「もしかしたら」という曲は、聞いていて心地よくてディズニーっぽいテイストだなと思います。僕たち歌っている側はとても難しいのですが(笑)。
一方、ジャックが人を殺しながら歌っている曲は、やっていることがとても残虐な分、歌がポップになればなるほどサイコパスの色が強くなっていくじゃないですか。それがうまいこと表現されている楽曲だなと。聞いていて鳥肌が立ってきます。作品はダークなのに、どの曲も面白い作り方をされていますよね。
ミュージカルもストレートプレイも根本は変わらない
――2018年より、木村さんは定期的にミュージカル作品に出演されていますが、木村さんにとってミュージカルとはどんな存在ですか?
それって、ベテランのミュージカル俳優さんにするような質問じゃないですか(笑)。僕が答えるのはおこがましいですよ(笑)。
僕はミュージカルだから、ストレートプレイだからといって、自分の意気込みや考え方はあまり変わらないと思っています。根本はお芝居じゃないですか。なので、ミュージカルだからといって特殊な考えはあまりしないほうです。強いて言うなら、歌うのはとても楽しいです(笑)。
――やはり歌がお好きなんですね。
はい、歌うのは大好きですよ。