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永田崇人×小林亮太インタビュー Musical『HOPE』 「背中を押してもらえるような希望がある作品」(前編)

INTERVIEW

――小林さんは今回演じる役について、どんな印象を持っていますか? また、永田さんとWキャストを演じることについてはいかがでしょうか。

小林:最初に台本を読んだとき、原稿という人ではない物に背中を押される感覚って、なかなか表現するのが難しそうだなと感じました。物語と観てくださる方の架け橋にならなければいけない役だと思いつつ、「人間から物に対する愛はあっても、果たして物から人間に対する愛はあるのかな。でも擬人化だからあってもいいのかな?」といった戸惑いもありました 。そういったバランスは、現在も稽古をしていく中で、まだKがどうなっていくのか正直分からないです。

Wキャストに関しては、やっぱり崇人くんのお芝居はユーモラスな部分や、子ども心みたいなものを感じられて、僕が見ていても崇人くんのKはとても魅力的です。同じ稽古場で自分と同じ役を、もう一人の役者がやっている姿を見るのは不思議な感覚ではありますが、どちらかがいい発見をすると、それにワーっと掻き立てられるものが役者同士であって。それが崇人くんだと、全然嫌な感覚ではなく「うわ、なるほど」と純粋に思えますし、役作りに関して自分ならどうするかというのを日々ストイックに模索できるんですよね。僕も一緒にWキャストをやらせていただくのが崇人くんで、本当によかったなと思っています。

――小林さんも初めはWキャストに対しては不安な気持ちが大きかったのでしょうか。

小林:はい。崇人くんも先ほど言っていましたが、比べられるというのはもう怖さしかなくて。しかも、ご一緒したいと思っていた役者さんなので、「ましてや崇人くんとWキャストか……」と最初はなりました。崇人くんのお芝居はとても深いという印象が前々からあったので、競演するということに関しては不安でしたね。でも今はとてもいい関係性を築けているかなと思っています。

取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:くさかべまき

インタビュー後編はこちら

公演概要

Musical「HOPE」
Book & Lyrics by Kang, Nam Composer & Arrangement by Kim, Hyo-Eun
Original Production by R&D Works

上演台本・訳詞・演出:新納慎也
振付:木下菜津子
音楽監督:落合崇史

出演 :
高橋惠子 永田崇人・小林亮太(Wキャスト)/清水くるみ 白羽ゆり/
中山昇 縄田晋 染谷洸太 木暮真一郎/上山竜治/大沢健

公演期間:2021年10月1日(水)~17日(日)
会場:下北沢・本多劇場

公式サイト:https://www.musical-hope.com
公式Twitter:@MusicalHOPE2021

主催:HOPE製作委員会(atlas/エイベックス・エンタテインメント)
お問合せ:atlas/ticket2@g-atlas.jp

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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