佐奈宏紀インタビュー シン る・ひまオリジナ・るミュージカ・る『明治座で逆風に帆を張・る!!』「悔しさを晴らし、今年の締めとして打ち上がりたい」(前編)
――第一部のお芝居では、源義経役を演じられますね。こちらの意気込みはいかがでしょうか。
今回どういうキャラクターになるかは置いておいて、とても有名な武将なので歴史好きの人や世間一般的なイメージもかなり固まっている役ですよね。なので、イメージのどこを取り入れて、どこをオリジナルのキャラクターにしていくか、台本を見ながらやっていこうかなと思います。
切っても切り離せないのが頼朝との関係。確執といいますか、義経は頼朝ありきの人生で、頼朝にしっちゃかめっちゃかにされるので。そういう2人の縁はきっと描かれるかなと思います。そこをしっかりと掘り下げて深みのある物語にできたらいいなと今の段階では考えていますね。
――やはり内藤さんとの絡みが多くなりそうな印象ですか?
今までも大希くんと対になることが多くて、初めて出させてもらったときも兄弟役でした。最後に僕は殺されてしまうのですが。
今回の物語はどう描かれるかまだ分からないですが、歴史的には追放されたり、結構バトルする関係性じゃないですか? ドロドロしているので、そこを大希くんと演じるのはとても楽しみです。ニコニコしていられないんだろうなと。
――敵対しなくてはいけないですもんね。
普段から大希くんとは仲がいいので、ピリピリするのかな? そういうお芝居ができるのはとっても楽しみです!
――鯨井さん演じる弁慶と親友、井深さん演じる静御前には片思いをしている設定ですが、ここの2人との絡みもかなり多そうですね。
鯨井さんとは別の現場でご一緒させてもらって、すごい方という印象があります。もう本当に尊敬する先輩なので楽しみです。
静御前が誘拐されるところは面白いシーンになりそうで、「離せよ! 触んなよ!」とか言うのかな?と(笑)。かっち(井深さん)のそういう部分が見られるのは楽しみですね。