イマーシブシアター『サクラヒメ』出演者特別インタビュー【１】世界さん（EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE）

2020.01.20

INTERVIEW

20代最後の年のスタートを、運命の場所・京都から

――公演が行われる南座は京都にあるわけですが、これまで京都に旅行をされたりしたことは？

あります！

――その時の思い出や、今回楽しみにされていることはありますか？

京都は、僕にとってはパワースポットなんです。何度も行ったことがあるんですけど、僕にとって大事なタイミングで行くことが多くて。ちょっと悩んでいた時に偶然仕事で京都に行って、その悩みが解決したり、京都に行った後ですごくいいことが起こったり。そういう運命的な場所だなという思いが自分の中にあります。

楽しみにしていることは、ご飯なんかももちろん楽しみなんですけど、南座に立てること自体が楽しみです。南座はいわゆる京都の聖地だと思いますし、舞台をやっている人だけでなく、アーティストでも「南座で何かやってみたい」と思っている人は多分たくさんいると思うんです。それに、京都の街そのものが、古いけど新しいし、新しいけど古い……その両方が混在している場所だと感じているので、京都に行くことが僕は楽しみです。しかも2週間以上も滞在できるのが、2020年のスタートを切る上で、すごくいいなって。今年は29歳になるので20代ラストの年、いい一年になりそうな予感がします。

世界さんから読者の方へのメッセージ

『サクラヒメ』という歌舞伎がモチーフとなった舞台を、現代の傾奇者たちが演じます。僕ら5人だけでなく、純矢（ちとせ）さん（サクラヒメ役）も含め出演者全員が、昔だったら「お前、傾奇者だな」と言われるような芸事を極めている人ばかりなので。観るかどうか悩んでいる方がいたらぜひ来てほしいですし、舞台を観たことがない人が気軽に観ても、舞台好きの人が深い眼差しで観ても楽しめる舞台だと思います。

読者のみなさまにも、それぞれの推しを決めてもらったり、美しいサクラヒメを眺めてもらったり、イマーシブシアターならではの「参加する」という形でも楽しんでもらえると思うので、ぜひ足を運んでください。

取材・文：古原孝子
Photo：比留川義一