愛加あゆインタビュー ミュージカル「Now. Here. This.」「一緒に今を生きているということに全てが繋がる」
INTERVIEW
――では改めて、今作の見どころについて聞かせていただけますか。
今作は博物館が舞台になっていて、そこを回っていくんです。博物館に展示されている地球の起源や、生物の誕生、進化を通して自分の過去を振り返ったり、今をどう生きているかということを見直すきっかけになるお話で。博物館にいる時間はきっと短いんでしょうけど、その中で一人ひとりに生まれた感情を音にのせて、それがお客様に伝わっていく。
それぞれの役としての過去ではあるけど、こういった時代になって、みんないろいろな思いを抱えて生きていく中で、自分を見つめ直す良いきっかけにもなると思います。やっぱり舞台を観に来て、楽しかったと思って帰っていただけることが私の生きがいですし、今回は楽曲もたくさんあるので、とにかく楽しんでいただけたらという思いです。
―― カンパニーの雰囲気はいかがですか?
今作は、earthとwaterという2チームに分かれているんですけど、私のチームには宝塚時代に同じ組で相手役をさせていただいていた先輩の壮 一帆さんもいらっしゃって。壮さんには、すごくお世話になっていて、私のこともよく知ってくださってますし、こうやってまた共演させていただけて、とても光栄に思います。彩乃かなみさんも宝塚時代の娘役の大先輩で、宝塚を離れて今また作品でご一緒させていただけることが、とても嬉しいです。
鈴木壮麻さんも、以前『ブロードウェイと銃弾』という作品で共演させていただいたことがあって、今作でも、傍で見てまた勉強させていただきたいなと思ってます。浜中文一さんと木内健人さんは今回が初めましてなので、これからいろいろと一緒に作っていきたいという意気込みでいっぱいです。