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前川優希の秘めたる熱意「悔しさを感じたからこそ、芝居の面白さに気づいた」【シアダン vol.02】(後編)

INTERVIEW

Q. 「実はこれができるんです」というような、隠れた特技はありますか?

僕、引き出しを全部出し尽くしている感があって……何にも隠してないんですよね。勉強も得意じゃないし、語学は苦手だし、家事も苦手……待って、これじゃ淋しいぞ……何かできることある?(頭を抱えて考える)

あ、でも最近、ツッコミスキルが上がってきたと人に褒められることが多くなりました。プライベートでも周りにボケる人が多すぎて、元からそっち寄りの立ち位置だったんですよ。なので、おかしいところをツッコんでいるうちに、ツッコミ役になってしまい、スキルも上がっていきました。僕、リリースイベントで話したりするときに、客席のファンの方にもツッコんだりしますからね。でも、これを特技って言っちゃうのちょっと恥ずかしいなぁ(笑)。

Q. 小さい頃はどんな子どもでしたか?

器用貧乏は小さい頃からで、あとは年上の人と話すのがめちゃくちゃ得意でした。小学生の頃から母親の友達によく会っていたりしたので、コミュニケーション能力はわりと高かったんじゃないかなと。友達が多かったかというと「うーん」って感じですけど、PTAのお母様方にはかわいがってもらってました(笑)。

それから、ちっちゃい頃の僕はけっこう太っていて(笑)。最近、その頃の写真を見る機会があったんですけど、もうパンパンなんですよ。僕がパンパン過ぎるせいで、抱っこしていた母親が腰を痛めましたから。それで「お母さん、腰が痛いからあなたのこと抱っこできないの」って言われた僕は「うん、分かった」って自分で歩くようになったと。なんて母親思いのいい子なんだろう!(一同爆笑) きっと、そこから痩せ始めたんでしょうね(笑)。

Q. 一度だけ過去に戻ることができるなら、いつに戻って何をやり直したいですか?

そんなの、いっぱいありますけど!(笑) 代表的なのをあげるとしたら、中3に戻って進路をやり直したいです。高校からもう演劇を勉強していたので、いわゆる一般的な高校生活を投げ打って演劇に打ち込んでいたんですよ。放課後みんなが遊びにいったりする中、遅い時は夜9時くらいまでずっと残って、夏休みもほぼ返上でしたし。ドラマで見るような学校生活をしたことがないので、してみたいな! あの甘酸っぱい感じを味わってみたい。僕らはずっと汗臭い感じだったんで(笑)。

でも、演劇の高校に進んだこと自体は後悔してないんです。ただ、一度は想像しません? この人生経験や頭脳を持ったまま過去に戻って「俺、最強!」みたいなのをやりたいって。僕、時々想像しちゃうんですよ。この状態のまま高校生になれたら、モテる気しかしないなって!(一同爆笑) どうモテてやろうかなって考えたりして、高校生にはない大人っぽい雰囲気を漂わせてみようかなとか(笑)。

Q. 公演前のお決まりのルーティーンはありますか?

ストレッチですかね。身体を温めるっていう意味もあるんですけど、ストレッチをする時って息を大きく吸うじゃないですか。そして吐く時に一度固まっていたものが、フーッとほどけていくような……。そのほどけていく瞬間に「よしやるぞ」って本番へのスイッチを入れることが多いです。場所は問わず、できる時はずっとしてますね。楽屋でやったりもするし、舞台の袖でも。出番のギリギリまで身体を伸ばしたり、肩を伸ばしたりしてます。

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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