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前島亜美インタビュー『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』「大好きな翻訳もの、ストレートプレイの作品に出演する喜び」(前編)

INTERVIEW

――ローブとレオポルド役を演じる辰巳雄大さん、林 翔太さんをはじめとした、出演者のみなさんの印象についても聞かせてください。

ほとんどの方が初めましてですが、プロデューサーの可児さんが演出をされていた舞台で山岸(拓生)さんと共演させていただいたことがあって、「優しいお兄ちゃん」みたいな存在です。ビジュアル撮影もたまたま同じ日で、「今回もすごく楽しみだね!」という話をしたので、稽古を今から待ち遠しく思っています。他のみなさんは初めてお会いするので、稽古場でいろいろなものを盗ませていただけたらと思っています。

それと、舞台のビジュアルを見たときに、ローブとレオポルドのお二人の写真が「なんて美しいんだろう」と感じました。実際の事件の資料やローブ、レオポルド本人の写真も見させていただいたのですが、端麗さや魅力があふれている感じとか、秀才らしさ、思慮深さみたいなものがすごくお二人の写真からあふれていて、とても魅力的になるんだろうなと思いました。

――ビジュアル撮影の日はキャスト全員とお会いできたのでしょうか?

いえ、全員とはお会いできなくて。山岸さんとお話しできた程度でした。なので、これからみなさんとお会いするのが楽しみです。みなさんどっしりとされていて、とてもカッコいいんですよね。

事件が起こったのが1920年代ということで、衣裳もとてもお洒落ですし。資料の写真も、犯行現場に立ち寄っているものや法廷での写真が出てくるんですけど、どこかお洒落さがあって、それで、より狂気的に見えたりするんです。時代背景と言いますか、そのときのテイストも大切にしている衣裳になっているので、そういった世界観も楽しみにしていただけたらと思います。

インタビュー後編はこちら

取材・文:THEATER GIRL編集部
撮影:くさかべまき

公演概要

『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』

<東京公演>
日程:2021年9月2日(木)~12日(日)
会場:品川プリンスホテルクラブ eX

<大阪公演>
日程: 2021年9月18日(土)~19日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

作:ジョン・ローガン
演出:君塚良一

出演:
辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)

林翔太

荒木健太朗
前島亜美
山岸拓生(拙者ムニエル)

姜暢雄
磯部勉

公式サイト:http://www.nts-stage.jp
公式Twitter:@nts_stage

ストーリー

1924年、夏―――。
アメリカ全土は、数年前に施行された禁酒法の最中にあり、混沌としていた。
そんな中、イリノイ州シカゴで全米が注目する、ある裁判が始まろうとしていた。
裕福な家庭に生まれ育ち、共にエリートと呼ばれたローブとレオポルドが起こした衝撃的な殺人事件。それは当時の世論に「未成年によって行われた犯罪では史上最悪である」と言わしめたほどのものだった。
事件の数年前にシカゴ大学で運命的な出会いを果たした二人は、互いの才能に魅かれ合い信頼関係を深めていた。犯罪小説にのめりこみ空想の中で<完全犯罪>の実行を夢見るようになっていたローブと愛鳥家でニーチェの<超人主義>に傾倒していたレオポルドは、共謀の末に遂に事件を引き起こす。顔見知りの少年ボビー・フランクスを誘拐し、殺害。身代金目的の誘拐を偽装しようと様々な工作を施すが、それは<完全犯罪>には程遠い、稚拙なものだった・・・。警察の捜査の手が及び、やがて彼らは犯行を自白する。明らかになる驚愕の動機、揺らいでいく二人の信頼関係。
二人の命運を握る名うての弁護士・ダロウは驚きの手法で情状酌量の判決を狙うべく奔走するが、厳格な検事・クロウは彼らに厳罰を下すべく毅然と立ちはだかる。裁判で暴かれていく二人の秘密の関係、そして下される判決・・・。
犯した罪と向き合った時、二人の心に去来する思いとは―――。

THEATER GIRL編集部

観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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