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上田堪大インタビュー 『ブルーキャットエレジー』 「メインとなる楽曲は、自分のカラーからはみ出したものがいい」(前編)

INTERVIEW

――歌が苦手だったという過去があったなんて、本当に意外です。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、活動ができなかった時期がありましたが、自粛期間はどう過ごされていましたか? 

最初の2、3日は、どこかに「休みだ」っていう感覚があったんですけど。だんだん、「次、いつ稽古できるんだろう」と思ってきて。エーステ冬組単独公演(MANKAI STAGE『A3!』~WINTER 2020~)に関しても、中止という言葉を言われるまでは、僕らはずっと本番をやるつもりでいましたし。

冬組メンバー5人のLINEグループがあるんですけど、グループ通話で本の読み合わせをしたり、芝居についてずっと話してましたね。でも、やっぱりそれだけじゃしんどくて、たまたまメンバーの一人が、ゲームの『荒野行動』 にハマっていて、みんなでやり始めたら僕も見事にハマってしまって(笑)。

でも、(ゲームを)やる前とやってからの関係性の深まり方が本当に違うなと思っていて。自粛期間になって、自分自身マイナスな感覚もたくさんあったんですけど、今思うと、プラスに繋がったこともあるかもしれません。自炊もできるようになりましたし(笑)。

――お料理もSNSにアップされていましたよね。

だからこそできた、冬組単独公演だったんだなと思っています。ただ、ゲームして会話しているだけなのに、本当に仲って深まるんだなって。やっぱり今作のテーマと似たようなもので、大人になったからこそ人に伝えづらいことってあるじゃないですか。それが、自粛期間を経て僕たちも言えるようになったというか。作品から教えてもらったというのもありますけど、それを強く感じますね。

心境の変化でいうと、仲間に対して、より自分をさらけ出せるようになったなとも思います。あとは、自粛期間中に自宅で配信もしていました。何もせずに、ただ喋ったり歌ったりしていただけなんですけど、応援してくださっている方との繋がりを感じられて、それがすごく幸せなことだなと単純に思いました。

――身近な方との繋がりのありがたさを、改めて感じられた時期でもありますよね。

あと、僕極度の寂しがりやなんですよね。それこそ、人と繋がっていないと本当に一人じゃないですか。だから(雪白 東)としての役作りとしては、意味のある期間だったんですよね。やっぱりどの仕事でもそうだと思うんですけど、全部人との繋がりでできていると思いますし。

取材・文:THEATER GIRL編集部
Photo:青木早霞(PROGRESS-M)
ヘアメイク:YUZUKI合同会社

インタビュー後編はコチラ

プロフィール

上田 堪大(うえだ かんだい)
1988年京都府出身。2013 年「霜月の星の下~果たして龍馬は命日に暗殺されたのか~」で初舞台。
以降、音楽劇「金色のコルダ Blue♪Sky」の土岐蓬生役、「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」の鬼龍紅郎役、「ダイヤのA The LIVE Ⅲ」の真田俊平役をはじめとする2.5次元舞台作品などで活躍。「蘭~緒方洪庵 浪華の事件帳~」中耕介役、「里見八犬伝」の犬村大角役と活動の幅を広げ、最近の出演としてはMANKAI STAGE『A3!』 – 雪白東 役。

オフィシャルサイト: https://uedakandai.com
Twitter:https://twitter.com/kandai_1021

リリース情報

メジャーデビューシングル
『ブルーキャットエレジー』

2020 年10 月21 日(水)発売
https://www.universal-music.co.jp/ueda-kandai/

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観劇女子のためのスタイルマガジン「THEATER GIRL(シアターガール)」編集部。観劇好きの女子向けコンテンツや情報をお届けします。

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