上田堪大インタビュー『ブルーキャットエレジー』「メインとなる楽曲は、自分のカラーからはみ出したものがいい」（後編）

2020.10.27

INTERVIEW

――MANKAI STAGE『A3!』～Four Seasons LIVE 2020～では、春夏秋冬組とキャストが勢揃いしましたが、出演者の方との思い出深いエピソードがあれば聞かせていただけますか。

幸い僕は、サポートで春と秋の単独に出てるので、ほぼみんなと共演したことがあるんですよ。いままでのエーステでも共演してるから、懐かしさと、いい意味での騒がしさがありました（笑）。実際に、MANKAI寮があったらこんな感じなのかなって。僕、心の一線は引いてないけど、一歩引いてみんなを見てるんですよね。男ばかりだと、笑いを取ろうとしたりするじゃないですか。でも、僕は見てるだけでいいやと思って（笑）。あんまり喋らなかったんですけど、本当に楽しかったの一言に尽きますね。

僕たち冬組単独公演で誰かが（コロナに）なっていたら、今回のライブはできていないですし。やってる最中もスタッフさんが本当に一つひとつ備品を消毒してくださっていて。キャストもそうですけど、規模が大きくなって、スタッフさんも増えている中で、みんなで意思疎通ができて、全員がこの作品を楽しみながら届けられているっていうのが、カンパニー全体としてあって。「こんなにいい現場、ないだろうな」と、毎日本当に感じていました。

――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

いつも応援していただいて、本当にありがとうございます。この期間を経て、自分というものを見つめ直した方も、きっと多いと思います。もしかしたら、そのまま舞台離れをしてしまった方も、中にはいると思うんですけど。それは仕方のないことだし、自分が今生きてるってことが一番だと思うので。それでも、今僕を応援してくださっていることが、本当にありがたいことだなっていうのをすごく感じています。

なので、僕自身もずっと思っていることなんですけど「会いたいな」と、きっと思ってくれていると信じて。僕も同じ気持ちでいるし、舞台では板の上から想いを届けて、それを感じ取ってくださっていると思うので、次はCDで声として耳に残していけたらなと思っています。

次会うときには、本当にはっちゃけて笑顔で再会できる日を楽しみにしています。だからお互い引き続き、体調管理には気を付けていきましょう。本当に、「生きていることがありがとう」ですし、「元気でいてくれることがありがとう」と僕は思っているので。

取材・文：THEATER GIRL編集部
Photo：青木早霞（PROGRESS-M）
ヘアメイク：YUZUKI合同会社

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プロフィール

上田堪大(うえだかんだい)
1988年京都府出身。2013 年「霜月の星の下～果たして龍馬は命日に暗殺されたのか～」で初舞台。
以降、音楽劇「金色のコルダ Blue♪Sky」の土岐蓬生役、「あんさんぶるスターズ！オン・ステージ」の鬼龍紅郎役、「ダイヤのA The LIVE Ⅲ」の真田俊平役をはじめとする2.5次元舞台作品などで活躍。「蘭～緒方洪庵浪華の事件帳～」中耕介役、「里見八犬伝」の犬村大角役と活動の幅を広げ、最近の出演としてはMANKAI STAGE『A3!』 – 雪白東役。

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