岸本勇太が抱く芝居への情熱「稽古中に“見えた”瞬間が一番楽しい」【シアダン vol.03】（後編）

2019.08.08

INTERVIEW

Q. 夏の忘れられない思い出はありますか？

中学生の時、地元で夏祭りがあった夜に、当時初めてできた彼女に振られました。いっしょに夏祭りに行って、その日の夜に振られたんです。たしかその1年前にお付き合いをすることになって、夏に振られて。夏に始まって夏に終わった……。それで、ひとりきりですっごく悲しい花火を見ました。学校に、体育館に行ける連絡橋みたいなのがあったんですけど、みんなお祭りの屋台の方に行ってしまって、グラウンドには誰もいなくて。その橋の上で「なんでこんなに悲しいんだろう」って思いながら花火を見てました。今でも地元の花火を見たりすると、その記憶を思い出します。

Q. 身の回りのアイテムで何かこだわっているものはありますか？

最近、家具を全部新調したんです。テレビ台から何から何まで全部。18歳の時に上京したので、前の家具はけっこう長年使っていたんですけど、全部一度に替えたので、またここからスタートしたいなって思います。ウッド調が好きなので、こういう感じが落ち着きますね（撮影スタジオ内をぐるっと見回しつつ）。あ、まだあれが届いてないんですよ、観葉植物が！　観葉植物はこれからこだわっていきたいところなんですが、グリーンってハマるとどんどん増やしたくなるらしいので、部屋の中が森にならないようにしないと（笑）。

岸本勇太さんから読者の皆さんへメッセージ

これを機に、僕のことを知ってくださる方もいらっしゃるかと思います。音楽と俳優を今はやらせていただいていて、今年の上半期は本当にいろいろな作品に携わらせていただきました。それを知らなかったという方も、DVD化などされていますので、もしよかったらチェックしていただければ「岸本勇太、こんな役もやってたんだな」って知ってもらえるのではと思います。これからリボステ次回作もありますので、ここで興味をもってくれた方が、雲雀としての姿を観に来てくださったら嬉しいです。音楽ではライブもまたちょいちょいやったりするので、等身大の岸本勇太をそこで観てもらえたらいいなと思っています。

インタビュー前編はコチラ

プロフィール

岸本勇太(きしもとゆうた)
1993年7月9日生まれ、山梨県出身（やまなし大使）「DANZEN AUDITION 2015」にて、ボーカル部門約 2,500 人の頂点に立ち、龍雅のメインボーカルのポジションを勝ち取る。グループ活動休止後、現在はソロシンガーとして活動中。また音楽活動以外で2017 年には B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』原作 :BIG アイドルプロジェクト『B-PROJECT』 ( 総合プロデュース : 西川貴教企画・原作 : 志倉千代丸 ) の金城剛士役に抜擢され、役者としての才能も開花させている。ミュージカル『薄桜鬼志譚』永倉新八役、『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE 雲雀恭弥役など、様々な舞台で活躍中。